美容医療に関心が少しでもある方はハイフ（HIFU）という単語を一度は聞いたことがあると思います。
ハイフ（HIFU）はダウンライムがほとんどなく、リフトアップできる施術の一つです。
ハイフ（HIFU）は一見手軽な施術ですが、もちろん副作用やリスクもあります。
また、ハイフが適していない方もいるのが事実です。
この記事では、ハイフの効果やダウンタイム、副作用やリスクそしてハイフに向いていない方などについて解説します。
ハイフ（HIFU）の治療を検討中の方はぜひご一読ください。
目次
著者：ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長
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ハイフ（HIFU：高密度焦点式超音波）とは
ハイフはHIFU：High Intensity Focused Ultrasound（高密度焦点式超音波療法）の略です。
この治療法は、高密度の焦点式超音波を用いて真皮から筋膜までの皮膚の深層部に熱を与え、コラーゲンの生成を促進することを目的としています。
また、照射部位以外の組織や皮膚表面へのダメージがないため、他の治療と比較して身体への負担が少なく、ダウンタイムもほとんどありません。
ハイフ（HIFU）の治療効果
スキンタイティング
皮膚が引き締まり、若々しい外見になる。
リフティング効果
たるみが改善される。
肌質の改善
熱刺激によりコラーゲンが新しく生成されることで肌の弾力やハリが生まれます。
小顔効果
顔全体がリフトアップされることで、小顔に見える効果も報告されています。
ハイフ（HIFU）の副作用
赤みや腫れ
一時的に的な赤みや腫れが起こることがあります。通常施術後数日で消失します。
痛み
超音波が皮膚に熱を考えるので、治療中または治療後に一時的な痛みがある場合があります。
熱傷
皮膚に熱を加えるため、火傷が生じる可能性があります。火傷は適切な治療をすれば治癒しますが、火傷の程度が重度の場合は色素沈着など残す可能性があります。
神経損傷によるしびれ
治療後、皮膚に触れたときに感覚が鈍くなるようなしびれを感じることがあります。
このしびれは一時的なものであることがほとんどですが、そのまま改善されないこともあります。
頬のこけ
ハイフは脂肪組織にも熱を加えるため頬がこけるリスクがあります。
頬のこけは治療直後は出現なく、治療後１か月後位から出現することが多いです。
不均一な効果の出現
施術方法によっては効果が均一に出現せず、皮膚の一部に効果が表れないことがあります。
ハイフ（HIFU）が受けられない人・禁忌
感染症や皮膚炎がある人
治療部位に感染症や皮膚炎がある場合は、炎症を引き起こす可能性があるため治療できません。
妊娠中または授乳中の人
妊娠や授乳期はホルモンバランスが変わる時期であり、通常とは異なる反応が出る可能性があるため治療できません。
血液凝固障害がある人
HIFU治療が血液凝固に影響を与える可能性があるため、医師に相談ください。
悪性腫瘍や活動性のがんがある人
腫瘍の状態によっては、HIFUが影響を与える可能性があるため禁忌です。
注入治療（ヒアルロン酸、ボトックスなど）を受けたばかりの人
これらの治療が完全に安定するまでの期間、HIFUは避けましょう
高齢者や皮膚が薄い人
高齢者で皮膚が薄い場合、治療によ副作用が強く出る可能性があります。医師にご相談ください。
過去に皮膚手術を受けた部位に対する治療
既存の瘢痕組織はHIFUによって予期せぬ反応を示す可能性があるため医師に必ずご相談ください。
心臓ペースメーカーなどの内部装置を持つ人
内部装置がHIFU治療に影響を与える可能性があります。
治療の効果が現れる時期と効果の持続期間
HIFU治療の効果は術後すぐに現れ、ほとんどの場合、1ヶ月程度で違いを実感することができます。
その後通常3～6ヶ月は効果が持続します。
治療効果のピークはHIFU施術後約1ヶ月で実感される方が多いです。
機械などによりますが、3-6か月に１回の定期的な施術がおすすめです。
ハイフ（HIFU）が向いていない人
ハイフは皮膚の引き上げや引き締めの効果がありますが、すでに刻まれたしわは改善が難しいです。
つまり、すでに定着してしまったシワやたるみに対して、HIFUは劇的な効果を発揮するわけではありません。
しかし、少なからず皮膚に刺激を与えているため、シワの進行を防いだり、シワが大きくなるのを防いだりする効果はあるといえます。
また、ハイフの副作用として頬のこけがありますので、すでに頬がこけている方はハイフはおすすめできません。
まとめ
ハイフは皮膚の引き締めや引き上げの効果をダウンタイムなしで実感できる施術です。
しかし副作用も存在し、また、すでにシワが刻まれていたり、頬がこけているいる方はおすすめできません。
たるみなどお肌でお悩みの方はぜひご相談ください。
