お化粧をしてしばらくしてから鏡を見るとほうれい線にファンデーションが溜まっている経験をしたことがある人はいませんか?
お化粧したてはいいのに、夕方になると溜まっている…。そんな経験をした人も少なくありません。
今回の記事ではほうれい線にファンデーションが溜まる原因と、その治療法について解説します。
ほうれい線にファンデーションが溜まることがお悩みの方、ぜひご一読ください。
目次
著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長
平島梨絵 ドクター紹介はこちら>
ほうれい線にファンデーションが溜まる原因について
肌の乾燥
肌が乾燥することでファンデーションが均等に広がりにくく、特に乾燥はほうれい線などの細かい溝にたまりやすくなります。
皮膚の老化現象
加齢や紫外線ダメージなどで、皮膚のコラーゲンやエラスチンが減少します。
これらのたんぱく質は肌の柔軟性を保つために必要不可欠です。
肌の柔軟性が低下するとこでファンデーションがうまく伸びず、ほうれい線部分にたまりやすくなります。
この老化現象によって既にほうれい線が刻まれている場合は治療が必要になることが多いです。
表情筋の使いすぎ
口を動かす、笑う、話すなどの動きで、ほうれい線周辺の筋肉が頻繁に動くことで、その部分のしわが深くなり、ファンデーションが溜まりやすくなります。
ファンデーションのつけすぎ
ファンデーションには油分が多く含まれているものが多く、油分の上に油分を乗せると密着性が悪くなり、崩れてしまいます。
ほうれい線は口の近くでよく動く部分なので、余計にファンデーションがたまりやすかったりします。
ほうれい線にファンデーションが溜まらないためにできるセルフケア
メイク前の丁寧なスキンケア
乾燥した肌は、ほうれい線にファンデーションがにたまりやすくなります。
そのためメイク前の保湿重視のスキンケアは重要です。
適切なメイク道具の選択
ファンデーションを塗る際のメイク道具は適切なものを使用することがおすすめです。
手で直接ファンデーションを塗布するのではなく、ブラシやパフを使用することで肌にムラができにくく、ほうれい線にファンデーションがたまりにくくなります。
保湿効果の高いファンデーションの選択
全てのファンデーションが同じ性質を持っているわけではありません。肌に合ったものを選ぶことが重要です。
例えば、マット仕上げよりも保湿力が高いファンデーションのほうが、ほうれい線にたまりにくいことが多いです。
適切なメイク方法
無駄に厚塗りしたファンデーションは、しわやたるみの部分にたまりやすくなります。 またファンデーション前の化粧下地が不足していると、肌の凹凸が強調され、ファンデーションがたまりやすくなります。
ほうれい線にファンデーションが溜まる場合の原因別治療法
肌が乾燥している場合
肌の乾燥による場合は、肌をもとから水分量をあげる必要があります。
当院では、肌質の改善の治療も行っておりますが、特にヒアルロン酸(ボライト)による肌質改善がおすすめです。
このボライトを肌全体に注入することで、肌の水分量アップ、肌質の改善、毛穴の改善などに効果が高いです。
効果も約9か月間持続するため肌質の改善にはおすすめの治療法です。
肌の老化現象によりほうれい線が刻まれている場合
ほうれい線がすでに刻まれている場合は、セルフケアでは改善が乏しいことがほとんどです。
当院ではグロースファクター治療をおすすめしています。
グロースファクター注入
グロースファクターは皮膚細胞の修復と再生を刺激することで、コラーゲンの生成を促進します。
コラーゲンが増えるとシワが改善され、肌にハリとツヤが出てることで肌質の改善にもつながります。
一度の注入で何年も効果が持続します。ただし、ヒアルロン酸注射のような即効性はなく、3-6ヶ月後にじわじわと効果が出ていきます。
もちろん、加齢や紫外線の影響による老化の進行はありますが、10年後で何もしていない場合よりも老化の進行を抑えることができます。
刻まれたほうれい線や凹みにファンデーションが溜まるというお悩みに対してグロースファクター治療を行うことで非常に満足いただいております。
まとめ
ほうれい線にファンデーションが溜まるというお悩みをお持ちの方はセルフケアで改善できることもありますが、
すでにほうれい線が刻まれている場合は治療が必要になることもあります。
ほうれい線にファンデーションが溜まることがお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。