7つの部位別の顔の筋トレでシワを制する！？正しい方法とは？

あなたは今、顔のシワが気になっていて、顔の筋トレで若返りを目指そうとされていますか？

近ごろ、ほうれい線を作らないために表情筋エクササイズをする人が増えています。

しかし、実は、顔の筋トレには、間違った方法では、シワが減るどころか、悪化することもあります。

今回は、表情筋のトレーニングがほうれい線の予防につながるかどうかを探っていきます。

この記事を読んでいただくことで、若々しいお顔をキープできるきっかけになると思います。

ぜひ最後までご覧下さい。

著者：ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科　院長　
平島梨絵　ドクター紹介はこちら＞

代表的な顔の筋肉（表情筋）の種類

顔の表情を作っている筋肉には、以下のものがあります。

まぶたを閉じる時にはたらく筋肉

眉毛を上げる時にはたらく筋肉

眉間に皺を寄せ、眉を内側に寄せる時にはたらく筋肉

鼻の穴を大きくする時にはたらく筋肉

何かをかむ時にはたらく筋肉

口を閉じたり、口を尖らせたりする時にはたらく筋肉

上唇と口角を下げる時に使う働く筋肉

下唇を持ち上げて前に引き出すときに働く筋肉

上記7つの表情筋は、顔のさまざまなシワに影響を与えています。

表情筋を使った反復運動によって表情ジワが形成され、時間の経過とともに永久的なものになるのです。

例えば目尻のシワは眼輪筋が、額の横ジワは前頭筋、バニーラインは鼻筋が原因です。

さらに、眉間のしわは皺眉筋、顎のしわ（梅干しジワ）は頤筋の活動により発生します。

また、シワには分類されませんが、輪郭のエラは咬筋の運動によって作られます。

顔の筋肉は、他の筋肉と同様に、長期間使わなければ弱くなり、萎縮してしまいます。

また、表情筋は皮膚と一体化した「皮筋」であることも特徴です。

そのため、表情筋が衰えたり緩んだりすると、皮膚がたるみ、シワの大きな要因になります。

例えば、頬の皮膚が垂れ下がってくると、ほうれい線が深く長くなってきます。

また、顔の骨格の変化により、マリオネットラインができる人もいます。

表情筋のトレーニングは、シワの改善や予防に役立ちますが、始める前にいくつか注意点があります。

顔の筋トレを行う際には、いくつかの点に注意することが重要です。

ほうれい線やしわの原因の中には、筋肉が皮膚を動かして伸ばすことが原因となっているものがあります。

顔の筋トレをやりすぎると、皮膚に継続的な負担がかかり、皮膚を傷つけてシワを定着させてしまう原因になります。

そのため、やりすぎには注意しましょう。

表情筋のエクササイズを行う際に大切なことは、正しいテクニックを意識して、無理をしないことです。

やりすぎるとシワが刻まれてしまう原因になってしまうので適度に行いましょう。