ボトックス注射は美容医療で人気の施術ですが、ボトックス治療後は通常の生活を送っても大丈夫か気になりませんか?
ボトックス治療後はダウンタイムも少なく手軽にできて人気のある美容治療ですが、実は施術後に注意しなければならないことがいくつかあります。
今回の記事ではボトックス治療後にしてはいけないことについて解説します。
ボトックス治療検討中の方、ぜひ一度ご一読ください。
著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長
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ボトックス治療後してはいけないこと、控えること
身体を温める行為
ボトックス(ボツリヌス毒素)は実は熱に弱い物質です。
そのためボトックス施術後約1週間、最低でも3日は体を温める行為は控えてください。
また、ボトックス注射は針を注射部位に刺す施術ですので副作用の一つとして内出血が存在します。
内出血は血流がよくなると悪化し、青あざが目立つような内出血になる可能性もあります。
したがって内出血を抑える目的のためにも血行がよくなる行為は最低でも3日は控えることがおすすめです。
飲酒、アルコール摂取
ボトックス注射後に大量のアルコールを摂取することは一般的に推奨されません。 アルコールは体を温めますし、体内の血流を増加させる効果があります。
ボトックスの効果が弱まったり、内出血のリスクは上がる可能性があります。
そのため、ボトックス治療の最低でも24時間はアルコールの摂取を避けることが推奨されます。
運動・長風呂・サウナ
運動や長風呂、サウナといった行為も上記の理由によりおすすめできません。
特に治療当日は安静に、シャワー浴程度で済ませましょう。
施術部位のマッサージ
施術部位のマッサージはおすすめできません。
理由はボトックスがマッサージによって広がり、目的としていない部位にボトックスが作用する可能性があるためです。
妊娠、妊活
ボトックスの胎児への安全性は確立されていません。
そのため、ボトックス注射後は最低でも3カ月間は男女ともに避妊をしてください。
男性の方も同様です。精子にボトックスが作用する可能性があるからです。
授乳
ボトックスが血液に移行し、母乳中への移行の可能性があり、乳児への安全も確立されていないため、ボトックス治療後は授乳はできません。
授乳が終わってからボトックス治療を開始しましょう。
まとめ
ボトックスは美容クリニックではシワの改善に一番多く利用されています。
手軽な施術ではありますが、もちろん施術後に避けたほうがいいことは存在します。
ボトックス注射をご検討中の方はぜひご相談ください。