
忙しい毎日の中でふと鏡を見た時に「あれ?今までなかったほうれい線ができてる…?」と気づき、ショックを受けた経験はありませんか?
加齢が目に見える形で現れ、なんとか食い止めたいと感じていることと思います。
実は、ほうれい線は「でき始めの時期」に対策することが最も効果的に改善できるのです。
ほうれい線ができた時に対策をせず、気になった時にはすっかりほうれい線が深くなってしまった、という方が多くいらっしゃいます。
この記事では、ほうれい線ができ始めの今だからこそ知ってほしい4つのケアとお勧めの治療をお伝えします。
ほうれい線が気になり始めたあなたにとって、これからの人生を若々しくい過ごしていただくヒントになることを期待します。
目次
著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長
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1.ほうれい線のでき始めに気づく3つの初期サイン
ほうれい線のできはじめでは、以下のようなことが起こります。
1-1.ファンデーションが線にたまるのは浅いシワが始まった証拠
朝しっかりメイクしたのに、夕方鏡を見たら線の部分にファンデーションが入り込んで目立っている…そんな経験はありませんか?
これは、浅いシワがくっきりとでき始めたサインです。
1-2.笑った後に線が残るのは肌の弾力低下のサイン
真顔の時には目立たないけれど、笑った後にうっすらと線が残ることがあります。
これは、肌の弾力やコラーゲンが減り始めているサインです。
1-3.シワが戻りづらいなら表情筋の衰えが始まっているサイン
以前より笑いジワが戻るのが遅くなったように感じるなら、それは表情筋の衰えや肌のハリ不足が進んでいるサインです。
小ジワを繰り返し動かし続けると、笑った時のシワが最終的には真顔でも残るようになります。
2.ほうれい線ができ始める4つの主な原因
では、なぜほうれい線ができ始めるのでしょうか?
実は、その原因は、加齢による肌の老化だけではなく、いくつかの原因が複雑に絡み合っていることが多いです。
2-1.加齢により肌のハリと弾力が失われる
加齢による肌のハリや弾力低下が大きな原因です。
年齢を重ねるにつれて、肌のターンオーバーが遅くなったり、乾燥しやすくなったりします。
2-2.姿勢の悪さが顔のたるみとシワを加速させる
猫背やスマホを見る姿勢は、重力の影響で顔の筋肉や皮膚を垂れ下げてしまい、ほうれい線を目立ちやすくさせます。
また、横向き寝やうつ伏せ寝などは、顔に偏った圧をかけ、左右差のあるほうれい線を作ることがあります。
2-3.表情筋の衰えでほうれい線が定着しやすくなる
無表情や表情筋の衰えにより、顔の筋肉がたるんでしまいます。
結果、口角が下がり、ほうれい線が深く刻まれやすくなります。
2-4.生活習慣の乱れが肌老化を早める
飲酒や喫煙、睡眠不足、不規則な食生活、ストレス、紫外線によるダメージにより、肌の老化を進行させてしまいます。
3.でき始めの対策が老化を左右する重要な理由
ほうれい線ができ始めた時は、今後の肌の老化や外見的な変化に不安が募っていることと思います。
今の状態を放置した場合、今後、鏡を見る度に「あれ?また深くなった?」とショックを受けることもあるかもしれません。
しかし、ほうれい線のでき始めのこのタイミングで適切にケアすることで、進行を遅らせることが可能です。
3-1.早期のケアで年齢サインを未然に防げる
ほうれい線を早期に対策することで、シワが深くなる前に予防することができます。
また、早めに取り組むことで、後から高い費用を使ってほうれい線を改善する費用も節約することもできます。
何より今の若々しい状態を保った方が、これからの長い人生を楽しむことができます。
当院では、後で詳しくお伝えする「グロースファクター」という注射治療で早めの方でも以下のように改善を希望される方が多くいらっしゃいます。
3-2.深いシワへの進行と悪化リスクを防げる
ほうれい線の悪化は、見た目への影響だけではありません。
放置することで、ほうれい線が深く、長くなり、そして折れグセがついてしまう可能性があります。
そうなってしまうと、いざ治療しても治り切らないことがあります。
深刻化を防ぐためには、早めの対策が不可欠です。
4.自宅でできる!初期ほうれい線の効果的な4つの対策
4-1.紫外線対策で肌の老化を抑える
一番の基本的な対策は、毎日の徹底的な紫外線対策です。
日焼け止めクリームだけでなく、UVカット効果のある帽子やサングラス、日傘なども活用して、紫外線から肌を守りましょう。
4-2.食事の改善で内側からハリのある肌を作る
肌のハリや弾力を保つための、コラーゲンやエラスチンが含まれる、良質なタンパク質を摂取することが大切です。
塩分の摂りすぎは、むくみの原因となり、ほうれい線をより目立たせてしまう可能性があります。
その他、糖分の摂りすぎは、肌の糖化を促進し、ハリを失わせる原因となります。
4-3.保湿で水分保持力を高めてシワを防ぐ
肌の水分量が減ると、肌の弾力が低下し、シワやたるみが発生しやすくなります。
年齢とともに肌の水分保持能力が低下するため、保湿ケアは特に重要です。
4-4.美顔グッズは選び方によって逆効果になることもある
美顔器については、コラーゲンを増やし、すでにできたシワをなくすほどの強い効果は期待ができません。
また、美顔ローラーなど皮膚に摩擦が生じるものは、むくみを取る一時的な効果はありますが、くすみが悪化したり、かえってシワが目立ってしまうリスクもあります。
5.でき始めのほうれい線にはグロースファクター治療が効果的
グロースファクターとは、加齢により失われた皮膚のコラーゲンの生成を促進するタンパク質のことです。
1回10分の治療で10年以上維持されるのが特徴です。
また、老化に直接働きかける根本治療ですので、今後の予防も期待できます。
5-1.浅いシワのうちに肌再生力を高められるから効果的
でき始めのほうれい線は、肌のコラーゲンやエラスチンが少しずつ減少し始めたサインです。
この時期であれば、肌が本来持っている修復力・再生力を高めることで、シワの進行を食い止めることが出来るのです。
グロースファクター治療は、コラーゲンを生成するための繊維芽細胞に働きかけることで、肌の内側からコラーゲンの産生を活性化させます。
これにより、まだ浅いうちに肌のハリを回復させ、線として定着するのを防ぐことができるのです。
つまり、深くなる前での介入は、見た目の若さをキープするために、最も効率的な一手なのです。
5-2.グロースファクターは将来のシワ予防にも有効
グロースファクター治療は、現在ある”でき始めのシワ”だけでなく、将来的に現れるシワの芽を摘むという点でも優れています。
グロースファクターによって皮膚の土台である真皮層が強化されるため、皮膚のたわみに耐える弾力が生まれ、シワそのものが刻まれにくくなるのです。
このように、治療は「今」の悩みへの対応であると同時に、「未来」への備えでもあります。
だからこそ、でき始めの段階から治療を始めることが、最大の予防策なのです。
5-3.10年先まで効果が続く持続力の高さが特長
グロースファクター治療は、その場しのぎの注入ではなく、肌の再生そのものを促す根本治療です。
実際に、治療後数ヶ月〜1年ほどでコラーゲンの産生が活発になり、肌の厚みやハリ感が回復していきます。
その後も体内で作られた新しい組織は徐々に定着し、年単位で肌質改善の効果が持続します。
一度の治療でも変化が持続しやすく、10年後の見た目年齢を大きく変えることができます。
6.でき始めのほうれい線に関するよくあるご質問
ほうれい線のでき始めに関する疑問をほうれい線専門クリニックの医師が解消します。
6-1.医療治療でも初期のほうれい線は改善できますか?
はい、改善できます。
初期段階であればあるほど、施術での改善が見込めます。
しかし、真顔の状態であまりシワが見られない状態では、ビフォーアフターに変化を実感できにくいことはご了承ください。
6-2.セルフケアだけで初期のほうれい線は本当に改善できますか?
はい、改善が期待できます。
でき始めの段階であれば、肌のハリや弾力を取り戻す力がまだ残っています。
生活習慣の改善や保湿や紫外線対策などのセルフケアでも、変化を感じやすい時期です。
ただし、正しいケア方法を継続することが大切です。
6-3.でき始めのほうれい線にグロースファクター治療は早すぎませんか?
早すぎるということはありません。
むしろ、浅いうちに肌の再生力を高める治療を行うことで、将来的な深いシワの予防につながります。
6-4.自分で「でき始め」かどうかを見分けるポイントは?
ファンデーションが溝にたまる、笑った後のシワがしばらく残る、表情を戻しても線が消えにくい
こういったサインがあれば、ほうれい線のでき始めと判断してもいいでしょう。
明らかに深いシワでなくても、変化に気づいたら初期対策を始めるのが理想です。
6-5.でき始めのほうれい線の対策をしないと、どれくらいで深いシワになりますか?
生活習慣や肌質にもよりますが、紫外線や乾燥、表情グセが重なることで数ヶ月〜数年で深くなるケースが多いです。
特に40代以降は肌の回復力が低下するため、放置すると目に見えて悪化しやすくなります。
6-6.セルフケアと治療、初期のうちはどちらがいいですか?
両方のバランスが大切です。
毎日の生活の中で肌を守るセルフケアは基礎となりますが、「確実に変化を感じたい」「老化のスピードを遅らせたい」という方には、初期段階からのクリニック治療もおすすめです。
特にグロースファクターなどは、自己のコラーゲンの産生力を高めながら自然にアプローチできるため、ナチュラル志向の方にも人気です。
7.まとめ
ほうれい線は加齢だけでなく、生活習慣や、紫外線などさまざまな要因が影響して徐々に発生していきます。
しかし、初期の段階で適切なケアを行うことで、進行を遅らせることが可能です。
遅すぎるよりは早い方が長期的に見て、あるいは経済的に見てもお得です。
自宅でできる対策としては、紫外線対策や保湿、栄養バランスの整った食事などがあります。
でき始めの時期であってもほうれい線に対するクリニックでの施術は有効です。
自分の肌の状態やライフスタイルに合わせて、最適な方法を選び、できはじめてしまったほうれい線をよりよい状態にすることができます。
ほうれい線を治療したい方、また予防もされたい方はぜひ一度当院にご相談ください。
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