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ほうれい線ができ始めの方に朗報!美容Drが教える5つの対策

忙しい毎日の中でふと鏡を見た時に「あれ?今までなかったほうれい線ができてる…?」と気づき、ショックを受けた経験はありませんか?

加齢が目に見える形で現れ、なんとか食い止めたいと感じていることと思います。

実は、ほうれい線は「でき始めの時期」に対策することが最も効果的に改善できるのです。

ほうれい線ができた時に対策をせず、気になった時にはすっかりほうれい線が深くなってしまった、という方が多くいらっしゃいます。

この記事では、ほうれい線ができ始めの今だからこそ知ってほしい4つのケアとお勧めの治療をお伝えします。

ほうれい線が気になり始めたあなたにとって、これからの人生を若々しくい過ごしていただくヒントになることを期待します。

著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長 
平島梨絵 ドクター紹介はこちら>

ほうれい線のでき始めるの3つの症状

ほうれい線のできはじめでは、以下のようなことが起こります。

ファンデーションがたまる

ほうれい線の初期の時期では、小ジワができることが多いです。

また、深いシワというよりも浅いシワがくっきりとできることがあります。

そこにファンデーションがたまり、それが光の加減で目立つということがあります。

笑った後にほうれい線が残る

真顔ではほうれい線のシワがなくても、笑顔の後にシワが残ることがあります。

これは、コラーゲンが減り始めのサインです。

真顔では目立たないが、笑いジワが気になる

ほうれい線は動かすたびに深くなります。

小ジワを繰り返し動かし続けると、笑った時のシワが最終的には真顔でも残るようになります。

ほうれい線ができ始める5つの原因

では、なぜほうれい線ができ始めるのでしょうか?

その原因は、加齢による肌の老化だけではありません。

実は、いくつかの原因が複雑に絡み合っていることが多いです。

加齢による肌の弾力低下

ほうれい線ができるのは、加齢による肌の弾力低下が大きな原因です。

肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの減少によって、肌のハリが失われ、顔の脂肪が下に垂れ下がることで現れます。

若い頃はハリがあった肌も、年齢を重ねるにつれて、肌のターンオーバーが遅くなったり、乾燥しやすくなったりします。

さらに、紫外線によるダメージや、睡眠不足、偏った食生活、ストレスなども、肌の老化を加速させ、ほうれい線の悪化を招く要因となります。

姿勢が与える影響

猫背やスマホの使いすぎによる長時間にわたる前かがみの姿勢は、重力の影響で顔の筋肉や皮膚を垂れ下げてしまい、ほうれい線を目立ちやすくさせる原因となり得ます。

また、横向き寝やうつ伏せ寝など、あまりにも長時間同じ姿勢を続けたりすると、偏ってたるみ、左右非対称のシワや左右差のあるほうれい線を招くことがあります。

表情筋の衰え

毎日同じ表情を続けることで、表情筋が衰え、顔の筋肉がたるんでしまいます。

無表情や表情筋の衰えもほうれい線につながります。

笑顔が少ないと、口角が下がり、ほうれい線が深く刻まれやすくなります。

生活習慣の乱れ

飲酒や喫煙、睡眠不足、不規則な食生活、ストレス、生活習慣の乱れは肌の老化を加速させ、ほうれい線の原因となります。

ほうれい線のでき始めで対策する重要性

ほうれい線ができ始めた時は、今後の肌の老化や外見的な変化に不安が募っていることと思います。

今の状態を放置した場合、今後、鏡を見る度に「あれ?また深くなった?」とショックを受けることもあるかもしれません。

しかし、ほうれい線のでき始めのこのタイミングで適切にケアすることで、進行を遅らせることが可能です。

年齢サインを防ぐことで若々しく長い年月を過ごせる

ほうれい線を早期に対策することで、シワが深くなる前に予防することができます。

また、早めに取り組むことで、後から高い費用を使ってほうれい線を改善する費用も節約することもできます。

何より今の若々しい状態を保った方が、これからの長い人生を楽しむことができます。

当院では、後で詳しくお伝えする「グロースファクター」という注射治療で早めの方でも以下のように改善を希望される方が多くいらっしゃいます。

若い方のほうれい線例

悪化を招くリスクの回避

ほうれい線の悪化は、見た目への影響だけではありません。

放置することで、ほうれい線が深く、長くなり、そして折れグセがついてしまう可能性があります。

そうなってしまうと、いざ治療しても治り切らないことがあります。

深いほうれい線例

深刻化を防ぐためには、早めの対策が不可欠です。

初期ほうれい線の自宅でできる対策

紫外線対策

一番の基本的な対策は、毎日の徹底的な紫外線対策です。

日焼け止めは肌の老化防止には必須アイテムです

紫外線は曇りの日や室内でも降り注いでいます。

日焼け止めクリームだけでなく、UVカット効果のある帽子やサングラス、日傘なども活用して、紫外線から肌を守りましょう。

食事

肌のハリや弾力は、コラーゲンやエラスチンといった成分が大きく関わっています。

これらの成分を生成するためには、良質なタンパク質を摂取することが大切です。

また、ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける働きがあり、抗酸化作用も期待できます。

さらに、ビタミンEも抗酸化作用があり、肌の老化を防ぐ効果が期待できます。

塩分の摂りすぎは、むくみの原因となり、ほうれい線をより目立たせてしまう可能性があります。

その他、糖分の摂りすぎは、肌の糖化を促進し、ハリを失わせる原因となります。

保湿

乾燥肌は、ほうれい線をより深く、目立たせてしまう原因の一つです。

肌の水分量が減ると、肌の弾力が低下し、シワやたるみが発生しやすくなります。

年齢とともに肌の水分保持能力が低下するため、保湿ケアは特に重要です。

ケア用品選びのポイントとしては、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されている製品がおすすめです。

美顔グッズによる対策

美顔器については、コラーゲンを増やし、すでにできたシワをなくすほどの強い効果は期待ができません。

また、美顔ローラーなど皮膚に摩擦が生じるものは、むくみを取る一時的な効果はありますが、くすみが悪化したり、かえってシワが目立ってしまうリスクもあります。

クリニックで行うほうれい線治療

ほうれい線対策として、自宅でのケアも大切です。

しかし、クリニックで行う治療の中には、ケアにかける時間と費用を節約し、長期的に見た時には非常にお得なものもあります。

逆にそうではない一過性の治療や意外と知られていないリスクがあるものもあります。

ここでは、一通り解説していきます。

グロースファクター注入

グロースファクターとは、加齢により失われた皮膚のコラーゲンの生成を促進するタンパク質のことです。

1回10分の治療で10年以上維持されるのが特徴です。

また、老化に直接働きかける根本治療ですので、今後の予防も期待できます。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸はもともと私たちの体にも存在するジェル状の成分です。

シワの下に注入することで、シワやほうれい線を改善します。

ただし、徐々に吸収されるため、少なくとも1・2年ごとに繰り返しが必要になります。

また、あまり知られていませんが、ジェル状の物質ですので、まれに血管を詰まらせ、失明や皮膚壊死というリスク・危険性があります。

ちなみに、グロースファクターは液体ですので、そのようなリスクはありません。

ボトックス注射

表情筋の動きを抑制することで、表情ジワを改善したり、動かした時ほうれい線の形成を防いだりする効果があります。

ボトックスは血管を詰まらせるリスクはありませんが、半年くらいで効果が切れるという特徴があります。

また、真顔のシワには効果が期待できません。

レーザー治療

レーザー治療は、肌の深層部にレーザーを照射することで、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を回復させる治療法です。

HIFUなどの超音波による治療では、グロースファクターほど皮膚のコラーゲンを増やす効果はあまり期待できないのが現状です。

ほうれい線のできはじめで施術を受ける前に知っておくべき注意点

施術を受ける前に必ず医師とカウンセリングをすることはとても重要です。

自分の肌の状態や、ほうれい線の程度、希望する仕上がりなどを詳しく伝え、適切な治療方法やリスク、施術後の仕上がりイメージの説明を受けましょう。

特にほうれい線のできはじめに美容クリニックを受診しても、「あまりシワがない」という印象を持たれる可能性があります。

そこで、「笑った後にシワが残るのが気になる」「今後の予防をしたい」「真顔では全く気にならないが、笑った時にだけほうれい線が気になる」というような具体的なお悩みをお伝えすると、それに応じた治療を考えてもらえることと思います。

ほうれい線のでき始めの時期に最初にすべきことは?

では、自宅ケアとクリニックでの施術、ほうれい線のでき始めではどちらを選ぶべきでしょうか。

これは、あなたのほうれい線の状態、予算、時間、そしてリスク許容度によって異なります。

大切なのは、それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分の状況に合った方法を選択することです。

自宅ケア

ほうれい線ができ始めたら、まず多くの方は、手軽な自宅ケアから始めようと考えるかもしれません。

実際、ドラッグストアや通販サイトには、ほうれい線対策に効果的などと謳うクリームや美容液がたくさん並んでいます。

これらの製品は、コラーゲン生成を促進する成分や、肌のハリを保つ成分を含んでいるものもあり、正しく使用すれば、ある程度の効果が期待できます。

たしかに、自宅ケアは、費用も比較的安く、自分のペースで続けられるというメリットがあります。

しかし、すでにできてしまったほうれい線を完全に解消するには、難しさがあることも事実です。

何よりも、「市販品にはあまりシワ改善効果はない」という事実を知っておいた方がよいです。

クリニックでの施術

当クリニックでは、グロースファクターを使った根本的かつ長期的な施術を受ける方が多いです。

たしかに1回の費用はそれなりにかかります。

しかし、長期的に見たら、グロースファクターは、10年で27万円だとしたら、1年当たり2.7万円になりますので、例えば高い美容液やエステよりも効果が保証されることも考えれば割安だと言えます。

各治療別10年間でかかる費用
ヒアルロン酸注入 約80万円
グロースファクター注入  約27万円
HIFU(ハイフ) 約140万円
ボトックス 約60万円
糸リフト 約198万円

よくあるご質問

ほうれい線のでき始めに関する疑問をほうれい線専門クリニックの医師が解消します。

でき始めのほうれい線は本当に改善できますか?

はい、改善できます。

初期段階であればあるほど、施術での改善が見込めます。

しかし、真顔の状態であまりシワが見られない状態では、ビフォーアフターに変化を実感できにくいことはご了承ください。

クリニックでの施術は痛いですか?

施術の種類や個人差によりますが、例えば当院のグロースファクター施術の場合、麻酔クリームを使用し、冷やしながら施術するため、痛みはほとんどありません。

ほうれい線が目立たなくなるまでどのくらい時間がかかりますか?

治療方法により効果が現れる時期も異なります。

ヒアルロン酸は注入した直後より効果が現れます。

グロースファクターは、個人差はありますが早い方で1ヶ月後、平均すると約3ヶ月〜6ヶ月のかけてゆっくりと効果が出現していきます。

注入系の治療に副作用やリスクはありますか?

注射針を使用して、薬剤を注入するため、針を刺すことによる副作用としては、内出血、痛み、腫れなどがあります。

それ以外の副作用・リスクは以下の通りです。

グロースファクターのリスク・副作用

感染症
アレルギー
しこり
複数回の注射が必要となる可能性
見た目の変化が乏しいと感じる可能性
左右差を感じる可能性

ヒアルロン酸注入のリスク・副作用

アレルギー
感染症
血管塞栓による失明・皮膚壊死
しこり

ボトックス注入のリスク・副作用

頭痛・発熱
目の開きづらさ(眼瞼下垂)
笑顔の不自然さ
咀嚼の違和感
歩きづらさ
口周りの違和感
肩周りの違和感
首周りの違和感

妊娠中・授乳中でもほうれい線の施術を行うことはできますか?

グロースファクター、HIFU(ハイフ)、ボトックスなどのたいていの美容医療は妊娠中・授乳中の方を禁忌としています。

まとめ

ほうれい線は加齢だけでなく、生活習慣や、紫外線などさまざまな要因が影響して徐々に発生していきます。

しかし、初期の段階で適切なケアを行うことで、進行を遅らせることが可能です。

遅すぎるよりは早い方が長期的に見て、あるいは経済的に見てもお得です。

自宅でできる対策としては、紫外線対策や保湿、栄養バランスの整った食事などがあります。

でき始めの時期であってもほうれい線に対するクリニックでの施術は有効です。

自分の肌の状態やライフスタイルに合わせて、最適な方法を選び、できはじめてしまったほうれい線をよりよい状態にすることができます。

ほうれい線を治療したい方、また予防もされたい方はぜひ一度当院にご相談ください。

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