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グロースファクターはほうれい線に効果ある?適応と限界を医師が解説

「グロースファクターは、ほうれい線に本当に効果があるの?」

このような疑問をお持ちではありませんか。

インターネットで検索すると、「自然に改善した」「長期間効果が続いた」という声がある一方で、「思ったほど変わらなかった」「効果がなかった」といった口コミも見かけるため、「本当に自分に合う治療なのだろうか」と迷われている方も多いのではないでしょうか。

実は、「グロースファクターは効果がない」と言われるケースでも、治療前後の写真を比較すると改善していることは少なくありません。

ご自身では変わっていないと感じていても、ビフォーアフターのお写真を見比べていただくと驚かれることがあります。

また、「効果がない」と言われる背景には、治療そのものに問題があったケースではなく、治療に求める結果とグロースファクターの特徴があっていなかったことなどが関係していることも少なくありません。

この記事では、治療の仕組みやメリット・デメリット、そしてネットで「効果がない」と言われる理由について解説します。

目次

著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長 
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1.グロースファクターはほうれい線に効果が期待できる治療

グロースファクターは多くの種類のほうれい線を改善できる治療です。

しかし、すべてのほうれい線を完全になくせる治療ではありません。

深く刻まれたシワや皮膚の折れ癖が強く残っている場合などは、改善に限界があることもあります。

そのため、自分はどのような改善を望んでいるのかを明確にした上で治療法を選ぶことです。

1-1.グロースファクターが効果を発揮するほうれい線

「グロースファクターは、ほうれい線に本当に効果がありますか?」

これは診察でもよくいただくご質問ですが、結論から言うと、多くのほうれい線に対して改善が期待できる治療です。

加齢による皮膚のハリ低下やたるみだけでなく、体重減少による頬のボリューム減少、生まれつきの骨格によって目立つほうれい線など、幅広いタイプのほうれい線に対して改善が期待できます。

「骨格が原因なら改善できないのでは?」と思われる方も少なくありません。

しかし、実際には、骨格が関係している場合でも、皮膚の状態を改善することで、ほうれい線が目立ちにくくなります。

その理由は、グロースファクターは単にほうれい線の溝を埋める治療ではなく、皮膚そのものの状態に働きかける治療だからです。

どのようなほうれい線で改善が期待できるのかについては、第3章で治療の仕組みと合わせて詳しく解説します。

1-2.改善に限界があるほうれい線

グロースファクターはすべてのほうれい線を完全になくせる治療ではありません。

  • 長年にわたって深く刻まれたほうれい線
  • シワの折れ癖が皮膚に定着しているケース
  • 皮膚のたるみが非常に強いケース

では、改善は期待できるものの、完全に消えるまでの変化は難しい場合があります。

しかし、ここで誤解していただきたくないのは、「改善に限界がある」と「効果がない」は全く別の話だということです。

実際には、このようなケースでも、ほうれい線が浅くなったり、影が軽減されたりすることで、若々しい印象へ変化させることは十分可能です。

1-3.大切なのは「効く・効かない」ではなく原因を見極めること

「グロースファクターをやってよかった」「効果がなかった」といった口コミを目にすることがあります。

しかし、それだけを見て治療を判断するのはお勧めできません。

なぜなら、ほうれい線は一つの原因だけで目立っていることは少なく、皮膚のハリ低下・たるみ・骨格・脂肪の減少など、複数の要因が重なっていることがほとんどだからです。

そのため、同じように見えるほうれい線でも、改善の程度や適した治療法は人によって異なります。

さらに、美容医療では「どの治療が一番優れているか」を考えるのではなく、「自分はどのような変化を望んでいるのか」という視点も重要です。

  • すぐに変化を実感したいか
  • 時間をかけてでも自然に改善したいのか
  • 定期的な治療を受けても構わないのか
  • 一度の治療で長期間効果を維持したいのか

によって、適した治療法は変わります。

つまり、本当に大切なのは「グロースファクターは効くのか」ではなく、ご自身のほうれい線がなぜ目立っているのか、そしてどのような改善を目指したいのかを理解したうえで治療を選択することです。

2.グロースファクターがほうれい線を改善する仕組み

なぜグロースファクターは、ほうれい線を長期に渡り改善できるのか。

その理由は、ほうれい線そのものを埋める治療ではなく、皮膚の状態そのものを改善する治療だからです。

ほうれい線は、年齢とともに皮膚のコラーゲンが減少し、ハリや弾力が低下することで徐々に目立ってきます。

グロースファクターは、皮膚の変化の原因となる細胞に働きかけることで、皮膚のコラーゲンを増やし、ハリや厚みを回復させ、結果としてほうれい線を目立ちにくくしていきます。

ここでは、グロースファクターがどのような仕組みで改善につながるのかを分かりやすくご紹介します。

2-1. グロースファクターとは

グロースファクターとは、私たちの体の中にもともと存在しているタンパク質の一種です。

傷が治る時や皮膚が修復されるときなど、皮膚組織や血管を再生する上で重要な役割を担っています。

美容医療では、この働きを利用し、皮膚へグロースファクターを注入することで、肌が本来持っている再生力を高め、コラーゲンの産生を促す治療として用いられています。

そのため、ヒアルロン酸のように物理的にボリュームを補ったり、糸リフトのようにたるんだ皮膚を持ち上げたりする治療とは考え方が異なります。

単にシワになった溝を内側から押し上げるのではなく、肌そのものの状態を改善し、自然な変化を目指す治療であることが、グロースファクターの大きな特徴です。

なお、グロースファクター治療と一口にいっても、使用する製剤や治療方法はクリニックにより異なります。

ご自身の血液や皮膚から採取した細胞を培養して注入する方法や、ヒト由来の製剤を使用するクリニックもありますが、当院ではそのような方法は採用しておりません。

2-2.コラーゲンが増える仕組み

皮膚の真皮には、コラーゲンやエラスチンが蓄えた水があるほか、線維芽細胞(せんいがさいぼう)という、コラーゲンを生成する重要な役割を担っている細胞があります。

しかし、加齢や紫外線、乾燥などの影響を受けると、繊維芽細胞の数や働きは徐々に低下し、コラーゲンを作る力も弱くなっていきます。

その結果、皮膚の厚みや弾力が失われ、水分を皮膚に閉じ込める力や頬を支える力が弱くなることで、ほうれい線が目立ちやすくなります。

グロースファクターは、この線維芽細胞に働きかけることで、コラーゲンの産生を促し、肌のハリや厚みを少しずつ回復させていきます。

つまり、ほうれい線の溝を埋めるのではなく、ほうれい線が目立ちにくい肌へと変化させるということです。

そのため、施術直後には大きな変化が現れる治療ではありません。

新しいコラーゲンが作られるには時間を要するため、通常は約1ヶ月〜6ヶ月かけて徐々に変化していきます。

この「ゆっくり改善する」という特徴こそが、自然な仕上がりにつながる理由でもあります。

2-3. ヒアルロン酸との違い

グロースファクターを検討される方から「ヒアルロン酸注入とはどう違うのですか?」とよくご質問をいただくことがあります。

最も大きな違いは、改善の過程そのものにあります。

ヒアルロン酸は、ほうれい線の溝へヒアルロン酸を注入し、くぼみを皮膚の深い部分から直接的に補うことで、施術直後から変化を実感できる治療です。

一方、グロースファクターは、繊維芽細胞に働きかけてコラーゲンの産生を促し、皮膚のたるみが自然と元の位置に戻り、シワが改善する治療です。

そのため、即効性はありませんが時間をかけて自然な変化が期待できます。

また、ヒアルロン酸は徐々に体内へ吸収されるため、定期的な追加治療が必要になりますが、グロースファクター治療の場合は、ご自身の細胞から作られたコラーゲンなので、比較的長期間効果を維持しやすいという特徴があります。

ただし、どちらが優れているというわけではありません。

すぐに改善したいのか、自然な変化を重視したいのかなど、目的によって適した治療は異なります。

ヒアルロン酸との違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。

3.グロースファクターが向いているほうれい線

グロースファクターは、すべてのほうれい線に同じような効果が期待できる治療ではありません。

しかし、骨格が原因だから無理、年齢のせいだから改善しない、と諦めてしまっている場合のほうれい線でも、改善が期待できます。

なぜなら、ほうれい線が目立つようになった原因は、一つだけのことは少なく、皮膚のハリ低下やたるみ、骨格、皮下脂肪の減少など様々な要因が複雑に重なっていることがほとんどだからです。

3-1.加齢によるたるみ

年齢を重ねるにつれて、「以前よりほうれい線が濃くなった」と感じる方は多くいらっしゃいます。

その大きな原因の一つが、加齢による皮膚の変化です。

肌の細胞数や水分量は、20代をピークに、徐々に減少し、50代ではピーク時の3分の1まで減少してしまいます。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸も加齢により減少し、肌のハリや弾力が失われていきます。

さらに、皮下脂肪やそれを支える組織も少しずつ変化することで、頬全体が下がり、ほうれい線が目立ちやすくなります。

グロースファクターは、このような皮膚のハリ不足によって深く見えているほうれい線に対して、特に効果を発揮します。

なぜなら、グロースファクターは線維芽細胞へ働きかけ、コラーゲンの産生を促すことで、ハリ・ツヤ・弾力のある肌へと改善し、頬を支える力が回復するためです。

 

詳細な経過はこちらです。
そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>

施術名:ほうれい線グロースファクター注射
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円

このようなケースでは、ほうれい線だけでなく、口元全体の印象まで若々しく見えるようになります。

3-2.痩せて目立つようになったほうれい線

「ダイエットしたら急に老けて見えるようになった」

このようなお悩みで来院される方も多くいらっしゃいます。

体重が減少すると、頬の脂肪も減少します。

すると、皮膚を内側から支えるボリュームが少なくなり、皮膚が余るような状態になるため、それまで気にならなかったほうれい線が急に目立つことがあります。

このようなケースでも、グロースファクターによって皮膚の内側にコラーゲンを増やすことで、ハリや皮膚の厚みが回復し、ほうれい線が目立ちにくくなることが期待できます。

 

詳細な経過はこちらです。
そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>

施術名:ほうれい線グロースファクター注射
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円

体重が減ったからといって、改善はしないんだと諦める必要はありません。

3-3.生まれつきの骨格によるほうれい線

「まだ20代なのに、昔からほうれい線があります。」

このような場合、生まれつきの骨格や遺伝が影響していることがあります。

頬骨や上あごの骨格、脂肪のつき方などによって、若いうちからほうれい線が目立ちやすい方は珍しくありません。

グロースファクターは、骨格そのものを変える治療ではありませんが、皮膚のハリや厚みを改善することで、骨格によってできる影を浅くし、結果としてほうれい線を目立ちにくくすることが期待できます。

 

詳細な経過はこちらです。
そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>

施術名:ほうれい線グロースファクター注射
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円

もちろん、骨格の影響が非常に強い場合には、改善に限界があることもあります。

しかし、骨格が原因のほうれい線だから治療しても意味がないというわけではなく、皮膚の状態を改善させることで変化が見られるケースも多くあります。

3-4.深く刻まれたほうれい線

グロースファクターは幅広いほうれい線に改善が期待できる治療ですが、最も改善に限界が出やすいのが、長年かけて深く刻まれたほうれい線です。

例えば

  • 無表情でも深い線が残っている
  • 長年同じ場所に折れ癖がついている
  • シワが皮膚に固定されている

このような状態では、皮膚のハリが改善しても、刻まれた折れ癖そのものは完全には消えないことがあります。

 

詳細な経過はこちらです。
そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>

施術名:ほうれい線グロースファクター注射
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円

ただし、「完全には消えない」と「効果がない」は全く意味が異なります。

実際には、線が浅くなったり影が軽減することで、老けた印象が和らいだといった変化も多くみてきました。

また、笑った時だけほうれい線が気になる方な段階で治療を行うと、深い折れ癖が定着する前に改善できる可能性があります。

そのため、治療のタイミングとしては、気になり始めたタイミングに対策することが最も適切なのです。

4.グロースファクター治療のメリット・デメリット

 

 

グロースファクターは、ほうれい線の改善が期待できる治療ですが、どのような治療にもメリットとデメリットがあります。

思っていた治療と違った、こんなはずではなかった、と後悔しないためにも、治療を受ける前にご自身がどのように改善を希望しているのか、その希望に合った治療かどうかを理解することが大切です。

ここでは、グロースファクター治療のメリットとデメリットを客観的にご紹介します。

4-1.【メリット】自然な変化が期待できる

グロースファクター治療の大きな特徴は、時間をかけて自然な変化が期待できることです。

ヒアルロン酸のように注入直後から見た目が変わる治療とは異なり、グロースファクターは注入後、線維芽細胞へ働きかけ、コラーゲンの産生を促すことで、皮膚そのものの状態を改善していきます。

そのため、ほうれい線の変化も自然で、徐々に目立ちにくくなります。

また、肌のハリや弾力が改善することで、ほうれい線だけでなく顔全体が若々しい印象になります

できるだけ周囲に気づかれたくない、不自然な変化は避けたいと考えている方にとってはおすすめです。

4-2.【メリット】効果が長期間持続しやすい

グロースファクターは、ご自身の皮膚で新たにコラーゲンが産生されることで改善を目指す治療です。

ヒアルロン酸のように、注入した製剤が時間とともに吸収される治療とは異なるため、一度改善した状態は比較的長く維持されます。

もちろん、その後も加齢は進むため、皮膚は少しずつ変化していきます。

しかし、グロースファクター治療した部位は、治療していない部分に比べ老化しにくくなります

できるだけ何度も治療を繰り返したくない、という方におすすめです。

4-3.【デメリット】効果が現れるまでに時間がかかる

グロースファクターは、コラーゲンが新しく作られることで効果が現れる治療です。

そのため、治療直後すぐに大きな変化が現れるわけではありません。

多くの方が、治療後1ヶ月から6ヶ月かけて徐々に変化していくため、すぐにほうれい線を改善したいという方には不向きな治療法です。

イベントまでに改善したい、できるだけ早く変化を実感したい、という方は、ヒアルロン酸などの即効性がある治療の方が適していることもあります。

4-4.【デメリット】治療には限界もある

グロースファクターは幅広いタイプのほうれい線に改善が期待できる治療ですが、すべてのケースで完全にほうれい線をなくせるわけではありません。

特に、

  • 長年にわたり深く刻まれたほうれい線
  • シワが折れ癖として定着しているケース
  • 皮膚の余剰が非常に大きいケース

では、治療後もほうれい線がある程度残ることがあります。

しかし、そのような場合でも、治療前と比べると線が浅くなったり影が軽減されたりすることで、ほうれい線が改善し、若々しい印象になることは十分期待できます。

大切なのは、完全に消えるかどうかだけで治療を判断しないことです。

ご自身のほうれい線がどのような原因で目立っているのか、また治療によりどの程度の改善が期待できるのかを事前に理解した上で治療を選択することが、満足度の高い結果につながります。

5.グロースファクター治療で後悔しないために知っておきたいこと

大切なお顔に、決して安くはない治療をすることになるので、効果がなかったらどうしよう、失敗することはないだろうか、と不安に感じるのはごく自然なことです。

グロースファクター治療は、ほうれい線の改善において有効な治療ですが、すべての方が同じ結果になるわけではありません。

後悔しないためには、メリットだけでなく治療の特徴や限界、リスクについても理解した上で、自分に合った治療かどうかを判断することが大切です。

5-1. 「効果がない」と言われる理由

インターネット上で、グロースファクター治療について「効果がなかった」「思ったほど変わらなかった」といった口コミを一部で目にすることがあります。

しかし、その内容を詳しく見ると、実際に十分な効果を実感できなかったと思われる意見もある一方で、グロースファクターという治療の特徴が関係していると思われるケースも見受けられました。

例えば、

 ・すぐに変化すると思っていた
 ・ほうれい線が完全になくなると期待していた
 ・自分のほうれい線には別の治療の方が適していた

など、治療の特徴や限界との認識の違いが、効果がないという印象につながっている場合もあります。

グロースファクターは、ヒアルロン酸のように注入直後から大きく変化する治療ではなく、時間をかけてコラーゲンが増えることで少しずつ改善していく治療です。

そのため、変化は日単位ではなく少しずつ積み重なっていくため、毎日鏡を見ているご自身では変化に気付きにくく「効果がなかった」と感じてしまいますが、治療前後のお写真を比較すると十分に改善していることを確認いただける、ということが少なくありません。

また、深く刻まれたほうれい線や、皮膚のたるみが非常に強いケースでは、改善はできても完全に消すことは難しい場合があります。

そのため、「効く・効かない」という二択で判断するのではなく、ご自身の状態でどの程度の改善が期待できるのか、期待する効果が出るまでにはどれほどの期間を要するのかなどを事前に理解しておくことが、治療後の満足度につながります。

5-2.ダウンタイム・副作用・失敗のリスク

グロースファクター治療は注射による施術のため、治療後には一時的に腫れや痛み、内出血が生じることがあります。

施術後の内出血は、2日から10日程度で落ち着くことがほとんどです。

副作用の出方については、施術後1週間の過ごし方により異なります。

施術後のお約束は、治療後に詳しくお話しさせていただきますが、体が温まるような行動やお顔の血圧が上がるようなことを避けていただくようにお願いしております。

治療を受ける前には、このようなリスクや副作用、施術後考えられることについても十分な説明を受け、納得した上で治療を受けることが大切です。

当院では、期待できる結果だけでなく、改善が難しいケースや考えられるリスクについても、治療前に丁寧に説明し、ご納得いただいた上で治療を提案しています。

5-3.効果はどれくらい持続する?

グロースファクターは、皮膚の線維芽細胞へ働きかけることでコラーゲンの産生を促し、皮膚そのものの状態を改善する治療です。

自分の細胞から産生したコラーゲンのため、ヒアルロン酸注入のように、徐々に体に吸収されて効果がなくなるという治療ではないため、改善した状態を長期間維持しやすいことが特徴です。

ただ、加齢そのものを止めることはできません。

治療後も、年齢とともに皮膚は少しずつ変化していくため、一度治療すれば一生その状態が続くというものではありません。

効果の持続には、年齢、肌質、ほうれい線の深さ、紫外線などの生活環境などが影響するため個人差があります。

それでも、グロースファクター治療をした部分は、老化を抑えることができ、ほうれい線治療の効果も数年〜10年持続します。

5-4.注入量はどう決まる?

クリニックにいらっしゃる方から「ほうれい線には何cc注入しますか?」というご質問をいただくことがあります。

しかし、グロースファクター治療では、ヒアルロン酸のように「○cc入れる」という考え方で治療内容が決まるわけではありません。

ほうれい線の深さだけでなく、

  • 皮膚の厚み
  • ハリの状態
  • 骨格
  • 左右差
  • たるみの程度

などを総合的に診察し、それぞれに合わせて注入量や注入部位を決定します。

同じように見えるほうれい線でも、原因が異なれば適切な治療方法や注入量も変わります。

5-5.費用相場

グロースファクター治療の費用は、使用する製剤や注入範囲、治療方針によってクリニックごとに異なります。

当院の場合には、注入量に関わらず一律18万円でグロースファクター治療を受けていただけます。

半年以上経過した後の追加注入の場合には、9万円です。

ただし、費用だけを基準にクリニックを選ぶことはおすすめできません。

料金だけでなく、

  • 診察が丁寧か
  • 原因を分かりやすく説明してくれるか
  • 治療のメリットだけでなくデメリットや治療の限界まで説明してくれるか

といった点も、クリニック選びでは大切なポイントです。

5-6.満足度の高い治療につながる医師選びのポイント

グロースファクター治療では、グロースファクターを注入するということ以上に、どのような状態にまで改善できるのかを正しく診断することが重要です。

同じように見えるほうれい線でも、原因や皮膚の状態、シワの深さは一人ひとり異なります。

そのため、どの程度の改善が期待できるのかも人によって異なります。

治療前には、改善できることだけでなく、改善が難しい部分についても丁寧に説明してくれる医師を選ぶことが大切です。

当院では、グロースファクター治療によって期待できる改善の範囲と、改善が難しい部分をできる限り具体的にお伝えしたうえで、ご納得いただいてから治療を行っています。

「思っていた結果と違った」という後悔を防ぐためにも、過度な期待を持つのではなく、ご自身のほうれい線がどの程度改善できるのかを事前に理解しておくことが、満足度の高い治療につながります。

医師選びで大切なのは、「必ず治ります」と説明してくれることではなく、どこまで改善できるのか、そしてその治療の限界まで正直に説明してくれる医師かどうかが、後悔しない治療につながる重要なポイントです。

 

6.グロースファクターによるほうれい線治療でよくある質問

6-1. ヒアルロン酸とどちらがおすすめですか?

グロースファクターとヒアルロン酸は、どちらが優れているというものではなく、ほうれい線治療の希望内容によって適した治療が異なります。

ヒアルロン酸は、注入することでボリュームを補うため、比較的早い変化が期待できる治療です。

一方、グロースファクターはコラーゲンの産生を促し、肌そのものの状態を改善することで、時間をかけて自然な変化を目指します。

6-2. 一度受ければ効果は続きますか?

グロースファクターは、コラーゲンの産生を促して皮膚そのものの状態を改善する治療です。

そのため、治療によって改善した状態は比較的長く数年〜10年維持されることが期待できます。

ただし、紫外線を浴びたり、皮膚の老化などの加齢による自然な変化はあります。

そのため、「一度治療を受ければ一生効果が続く」というものではありません。

それでも、グロースファクター治療を受けなかった場合と比較して、老化の進行は抑えることができます。

また、効果の持続には年齢や肌質、生活習慣なども影響するため、個人差があります。

6-3. 他院で治療を受けた後でも追加できますか?

他院でグロースファクター治療やヒアルロン酸治療を受けた後でも、追加治療をご検討いただける場合があります。

ただし、ヒアルロン酸治療を受けた後のグロースファクター治療は、前提として過去に注入したヒアルロン酸が自然吸収されるのを待つか、注入したクリニックでヒアルロン酸を溶解していただく必要があります。

過去の治療歴が分かる資料などがあれば、カウンセリング時にお持ちいただくと、より適切にご案内しやすくなります。

6-4. 何歳くらいから受けられますか?

グロースファクター治療には、「○歳から受けるべき」という決まった年齢はありません。

大切なのは年齢ではなく、ほうれい線が気になっているかどうか、です。

例えば、20〜30代でも生まれつきの骨格によってほうれい線が気になる方もいれば、40〜50代で加齢によるたるみやハリ不足で目立ち、気になった方もいます。

そのため、「まだ若いから必要ない」「年齢的にもう遅い」ということはありません。

6-5. グロースファクターだけで改善できますか?それとも他の治療が必要ですか?

ほうれい線の原因や状態によって、グロースファクターだけで十分な改善が期待できる方もいれば、改善には限界があるケースもあります。

例えば、加齢によるハリの低下や軽度〜中等度のたるみ、痩せたことによるボリューム不足などが主な原因であれば、グロースファクターによる改善が期待できます。

しかし、長年かけて深く刻まれたほうれい線や、皮膚のたるみが非常に強い場合などでは、グロースファクターによって改善は期待できるものの、完全に見えなくすることは難しいこともあります。

当院では、まずは現在の状態を丁寧に診察し、グロースファクターでどこまで改善が期待できるのか、どこからが治療の限界になるのかをできるだけ具体的にお伝えしています。

大切なのは、「必ず消える」という説明ではなく、治療によって得られる変化を事前に正しく理解し、ご納得いただいたうえで治療を選択することだと考えています。

7.まとめ

グロースファクターは、肌のハリ不足だけでなく、加齢によるたるみや体重減少によるボリュームロス、生まれつきの骨格によって目立つほうれい線など、幅広い原因によるほうれい線の改善に期待できる治療です。

それでも、長年にわたって深く刻まれたほうれい線や、シワが折れ癖として定着しているケースなどでは、改善に限界がある場合もあります。

しかし、そのような場合でも、治療前と比べてほうれい線が浅くなったり、影が軽減されたりすることで、若々しい印象へと変化することは十分期待できます。

大切なのは、「グロースファクターは効く・効かない」という二択で考えることではありません。

治療後のイメージやどこまで改善が期待できるのかをしっかりと把握した上で治療に臨むことが大切です。

当院では、ほうれい線の現在の状態だけでなく、その原因や改善の見込み、治療によって期待できる変化、そして治療の限界や副作用、デメリットについても丁寧にご説明したうえで、お一人おひとりに適した治療をご提案しています。

「自分のほうれい線にはグロースファクターが合っているのだろうか」「どのくらい改善が期待できるのか知りたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

カウンセリングの場では、無理に治療をおすすめするのではなく、現在の状態を踏まえ、グロースファクターで期待できる改善の範囲などをお伝えし、ご自身にとって納得できる治療を選んでいただけるように心がけております。

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