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ほうれい線治療で昔のように戻る人と戻らない人の境目について解説

あなたは、「すぐに消えていたほうれい線が、最近は戻らなくなった」「このままほうれい線は元に戻らないのではないか」と悩んでいるのではないでしょうか。

一般的には、ほうれい線が目立つ原因として、加齢によるたるみや肌のハリ・弾力の低下、乾燥などが知られています。

しかし、ほうれい線が戻らなくなったからといって、もう改善できないと決まったわけではありません。

実は、いったん戻りにくくなったほうれい線でも、美容医療によって目立ちにくくできる可能性があります。

完全に消して以前の状態に戻すことは難しい場合もありますが、肌のハリや弾力などに働きかけることで、ほうれい線の改善を目指せるケースがあるのです。

だからこそ、「もうほうれい線は戻らない」と諦めるのではなく、”戻らなくなる”と感じ始める時期に治療するのがお勧めです。

当院では、ほうれい線の状態だけでなく、いつから戻らなくなったのか、笑ったときだけなのか、普段から残っているのかなどを確認したうえで、改善できる範囲をお伝えしています。

この記事では、ほうれい線が戻らない原因から、セルフケアでできること・できないこと、戻らないほうれい線を改善する方法、治療を検討するときに確認したいポイントまで、医師の視点から詳しく解説します。

この記事を読んでいただくことで、「もう戻らないのではないか」という不安を取り除き、ご自身のほうれい線の状態に合った改善方法を考えるきっかけになれば幸いです。

 

著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長 
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1.ほうれい線が戻らない原因は状態によって異なる

ほうれい線が戻らない状態は、笑った後や寝起きなど、一時的に皮膚に折れ目がついている場合もあれば、肌のハリや弾力が低下して、以前よりも線が残りやすくなっている場合もあります。

さらに、長年にわたって同じ部分が繰り返し折れることで、ほうれい線の折れ線が定着しているケースもあります。

1-1. 笑った後や寝起きのほうれい線が戻らない場合

笑ったときに一時的にほうれい線が目立ったり、寝ている間に顔が枕などに押し付けられたことにより、起きた時にほうれい線が深く見えることは珍しくありません。

このような一時的な折れ目であれば、時間が経つにつれて徐々に薄くなります。

しかし、数時間経っても線が残るようになった場合は、単なる一時的な折れ目だけでは説明できない可能性があります。

肌のハリや弾力が低下すると、折れた皮膚が元の状態に戻る力も弱くなります。

1-2. 肌のハリや弾力の低下でほうれい線が戻らない場合

若い頃は、皮膚に折れ目ができても、肌の弾力によって元の状態に戻りやすいですが、歳を重ねるとともに肌のハリや弾力が低下すると、折れ目が残りやすくなります。

しばらくほうれい線が残るようになったと感じるのであれば、肌そのものの変化が関係している可能性があります。

また、肌のハリや弾力が低下すると、頬を支えきれなくなり、ほうれい線が以前より目立ちやすくなることもあります。

1-3. 長年の折れ線が定着してほうれい線が戻らない場合

ほうれい線が長期間にわたって繰り返し同じ場所で折れると、その折れ目が徐々に定着していくことがあります。

表情により毎回同じ場所に折れ目ができ、それが何年も繰り返されると、表情を戻した後にも線が残りやすくなります。

この折れ線に、肌のハリの低下やたるみなどが重なり、表情を作っていない状態でもほうれい線が目立つようになることがあります。

特に、指で触れたときにも線に沿った凹みを感じる、笑っていないときにも深い線が残っている場合は、ほうれい線が定着している可能性があります。

ただし、折れ線があるからといって、改善できないという意味ではありません。

どの程度定着しているのか、肌の状態やたるみなどがどの程度かによって、改善できる範囲は異なります。

2.ほうれい線が戻りにくくなる5つの段階

ほうれい線は、ある日突然「戻らなくなる」わけではありません。

表情による繰り返しの負荷や、加齢・紫外線などによる皮膚の変化が少しずつ積み重なることで、段階的に戻りにくくなっていきます。

年齢を重ねるにつれて皮膚のハリや弾力が低下すると、表情を戻したときにシワが消えるまでに時間がかかるようになります。

そして、その状態が長く続くと、笑ったときだけだったシワが徐々に深くなり、やがて真顔でもほうれい線が残るようになります。

このように、ほうれい線が戻りにくくなる過程には、いくつかの段階があります。

ここでは、ほうれい線がどのように変化していくのかを5つの段階に分けて解説します。

2-1. 乾燥や皮膚の変化により「小ジワ」ができる

皮膚の厚みが薄くなったり、ハリや弾力が低下したりすると、肌は細かな変化が生じやすくなります。

特に、肌が乾燥すると皮膚表面の水分が不足し、細かなシワが目立ちやすくなります。

また、加齢などによって皮膚内部のコラーゲンなどに変化が生じると、肌のハリや弾力が低下し、小ジワができやすくなります。

こうした小ジワは、笑う、話す、食事をするなどの日常的な表情によって同じ場所が繰り返し折れ曲がることで、徐々に目立ちやすくなることがあります。

2-2. 紫外線や加齢によりコラーゲンが減少しほうれい線の土台が変化する

皮膚のハリや弾力には、真皮に存在するコラーゲンなどが関係しています。

加齢によってコラーゲンをつくる力が低下するとともに、紫外線などの影響によってコラーゲンの分解が進むことで、皮膚の弾力は徐々に低下していきます。

この変化は一気に起こるものではありません。

そのため、最初は以前は少し残りやすくなったかも、という程度でも、時間とともに皮膚が元の状態に戻る力が低下していきます。

 

2-3. 小ジワから表情の負荷により「浅いシワ」ができ、徐々に深くなるにつれて笑った後も戻りにくくなる

浅いシワが同じ場所に繰り返しできると、次第にシワが深くなり、表情を戻しても以前ほど早く消えなくなっていきます。

この時点では、まだ真顔でほうれい線がはっきり残っているとは限りません。

しかし、「戻るまでの時間が長くなった」と感じるようになったら、単なる一時的なシワではなく、皮膚そのものに変化が起きている可能性があります。

2-4. 真顔でもほうれい線が目立ち、戻りにくい状態が進む

さらに皮膚のハリや弾力の低下、皮下組織の変化などが重なると、笑ったときだけではなく、真顔でもほうれい線が目立つようになります。

ここまで進むと、「寝れば戻る」「時間が経てば戻る」状態とは異なり、ほうれい線そのものが普段から残るようになります。

ただし、真顔でもほうれい線があるからといって、改善できないわけではありません。

ほうれい線の深さや皮膚の状態、たるみ、骨格などによって改善できる範囲は異なります。

2-5. 折れ癖が定着し治療をしても完全に消すことが難しくなる

同じ場所に長期間シワができ続けると、ほうれい線の折れ線が定着し、単に表情を戻しただけでは消えにくい折れ癖の状態になります。

この段階でも治療によって目立ちにくくできる可能性はあります。

しかし、長年にわたって深く刻まれたシワを完全に消して、以前とまったく同じ状態に戻すことは難しい場合があります。

だからこそ、ほうれい線が気になる、と感じた早めの段階で状態を確認することをおすすめしています。

3.セルフケアだけでは、戻らないほうれい線を改善するのが難しい

ほうれい線が戻らないとき、保湿などのスキンケアやマッサージ、表情筋トレーニングなど、ほうれい線対策として知られている方法を試す方は多いと思います。

ただし、これらを行えば、すでに定着しているほうれい線が必ず改善する、というわけではありません。

セルフケアには、乾燥によるほうれい線の目立ちを抑えるなど、肌の状態を整える役割がありますが、変化が表皮よりも深いレベルが原因の場合、セルフケアだけでは十分な変化が得られないこともあります。

3-1. スキンケアで乾燥によるほうれい線の目立ち方を抑える

肌が乾燥すると、キメが乱れたり細かなシワが目立ちやすくなったりするため、ほうれい線も普段より強調されて見えることがあります。

そのため、化粧水や乳液、クリームなどを使って肌のうるおいを保つことで、乾燥によるほうれい線の目立ちを和らげる効果があります。

ただし、保湿によって肌の状態を整えることと、すでに定着したほうれい線を消すことは別の話です。

肌の乾燥が主な原因であれば、保湿によって見た目が改善する可能性があります。

しかし、肌のハリや弾力の低下、深く刻まれた折れ線など、乾燥以外の要因がほうれい線を招いている場合、スキンケアだけでほうれい線そのものをなくすことは難しいです。

3-2. 定着したほうれい線をマッサージだけで改善するのは難しい

ほうれい線対策として、顔をマッサージを取り入れている方もいらっしゃるかもしれません。

マッサージは、それにより一時的にむくみが取れ、顔の印象が変わり、ほうれい線が薄く見えることは考えられます。

しかし、長年の折れによって定着したほうれい線を、マッサージだけで改善することは簡単ではありません。

そればかりか、マッサージにより新たなシワや黒ずみの原因となる場合もあります。

そのため、インターネットや動画で紹介されているマッサージをこれまで続けてこられたけれど、ほうれい線が目立つという方は、一度美容医療のカウンセリングを受けてみることをお勧めします。

ほうれい線が気になるからと、毎日長時間マッサージをしたり、肌に過度な刺激を与えるよりも、肌をこすらず、丁寧に扱うことを優先することが、ほうれい線の悪化防止につながります。

3-3. 表情筋トレーニングでほうれい線が改善するとは限らない

表情筋を動かすトレーニングも、ほうれい線対策として紹介されることがあります。

顔の筋肉を適切に動かすことは、表情筋を保つうえで大切ですが、ほうれい線の改善には効果が限定的です。

ほうれい線は、表情筋だけでできているものではなく、肌のハリや弾力、皮下組織や骨の変化など、さまざまな要素が関係しています。

そのため、すでに深く定着しているほうれい線の場合、表情筋トレーニングだけで線を元の状態に戻すことは難しい場合があります。

また、表情筋トレーニングの方法によっては、特定の表情を繰り返すことで、かえってほうれい線の部分に折れ目ができることも考えられます。

セルフケアは、肌の状態を整えたり、ほうれい線が目立ちにくい状態を保ったりするうえでは役に立ちます。

しかし、すでに戻らなくなったほうれい線を改善したいのであれば、セルフケアだけにこだわらず、美容医療の力を使うことも選択肢になります。

4.戻らないほうれい線を改善するにはグロースファクター治療

これまで説明したように、ほうれい線が戻らない背景には、肌のハリや弾力の低下、長年に渡る折れ、たるみなど、さまざまな要因が関係しています。

そんな戻らなくなったほうれい線に対して特におすすめしたい治療が、肌のハリや弾力の回復が期待されるグロースファクター治療です。

4-1. 戻らないほうれい線には肌のハリや弾力へのアプローチが重要

長年にわたってほうれい線が残っている場合、皮膚表面にできた「線」だけを見るのではなく、その部分の肌そのものの状態にも目を向ける必要があります。

戻らなくなったほうれい線には、凹んだ部分を埋めるだけではなく、肌のハリや弾力に働きかける考え方が重要になります。

そこで選択肢の一つとなるのが、グロースファクターです。

グロースファクターは、肌の中にある線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンの産生を促すことで、肌のハリや弾力を改善することを目指す治療です。

詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>

施術名:ほうれい線グロースファクター注射
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円

この症例からわかること

  • ほうれい線の改善だけでなく、ほうれい線周囲の肌質まで改善
  • 鼻横のくぼみも改善されると、若々しい印象を取り戻せる

ヒアルロン酸のように、できている溝を直接補うという考え方とは異なり、肌の状態そのものに着目する治療であることが特徴です。

そのため、戻らないほうれい線に対して、肌そのものの状態を改善することを目指せるグロースファクターは、非常に相性のよい治療の一つだといえます。

4-2.戻らないほうれい線にはグロースファクターが有力な候補になる

戻らないほうれい線といっても、すべて同じ状態ではありません。

比較的浅い線なのか、長年にわたって深く刻まれているのか、肌のハリや弾力が低下しているのか、頬のたるみなどが関係しているのかによって、考えられる治療方法は変わります。

詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>

施術名:ほうれい線グロースファクター注射
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円

この症例からわかること

  • 肌のハリや弾力の変化によってほうれい線が薄くなる
  • 周辺との段差や膨らみなどがなく、自然な改善を目指せる

美容医療には、ヒアルロン酸のように凹みを補う治療、グロースファクターのように肌のハリや弾力に着目する治療、たるみ引き上げる治療など、さまざまな選択肢があります。

その中でも、ほうれい線が”戻らない”という状態であれば、単に現在の溝を埋めるだけではなく、肌そのもののハリや弾力に目を向けることが重要だと考えています。

4-3. 戻らないほうれい線も改善できるが完全に消えるとは限らない

治療をすれば必ずほうれい線が完全に消えるというわけでもありません。

特に、長年にわたって深く刻まれたほうれい線や、強いたるみによるほうれい線などは、線を完全になくすことが難しいケースもあります。

詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>

施術名:ほうれい線グロースファクター注射
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円

この症例からわかること

  • 戻らなくなったほうれい線でも改善を目指せる
  • 線を完全に消すのではなく、目立ちにくくする

完全にほうれい線が戻らなくても、上のお写真のように改善し、10年効果の持続が期待できるグロースファクター治療はおすすめできる治療です。

5.ほうれい線が戻らないときは医師に相談する

ほうれい線が以前よりも戻らなくなったと感じても、「もう戻らない」と諦める前に、現在のほうれい線の状態や、改善方法の有無などを医師に相談することも選択肢の一つです。

5-1. 自分のほうれい線が戻らない原因を確認する

ほうれい線は、肌のハリや弾力、皮下組織、骨など、複数の要素が関係している場合があります。

そのため、医師による診察では、現在のほうれい線だけを見るのではなく、どのような状態で、なぜ戻りにくくなっているのかを確認します。

原因が分かれば、次に取るべき行動やお勧めする治療法も考えやすくなります。

5-2. 改善できる範囲を確認して治療を検討する

長年放置されたほうれい線や頬の脂肪量が多かったり、たるみが強度の場合などは、美容医療の力を使っても十分な改善が難しいこともあります。

そのため、自分のほうれい線がどこまで改善できるのかを事前に確認することが重要です。

例えば、完全に線をなくすことが難しい状態でも、ほうれい線を目立ちにくくすることを目指せる場合があります。

反対に、期待する変化と実際に見込める効果に差がある場合には、治療を受ける前にその点を理解しておく必要があります。

治療の効果だけでなく、リスクやダウンタイム、治療後の経過なども含めて説明を受け、自分が納得できる方法を選ぶことが大切です。

5-3. カウンセリングで納得してから治療を選択する

美容医療に興味があっても、「相談したら治療を受けなければならないのではないか」と不安に感じる方もいるでしょう。

しかし、カウンセリングは、その場で治療を決めるためのものではありません。

自分のほうれい線がなぜ戻らないのか、どのような改善方法が考えられるのか、どこまで変化が期待できるのかを確認するために利用できます。

治療を受けるかどうかは、説明を聞いたうえで自分自身が納得して決めることが大切です。

「ほうれい線が戻らない」という悩みを解消するために、まずは自分の状態を知る。

そのうえで、どのような治療をすべきか検討し、選択する。

この順番で考えることで、焦って治療を決めるのではなく、自分に合った方法を検討しやすくなります。

ほうれい線のカウンセリングについて>

まとめ

ほうれい線が戻らない原因は、一つではありません。

笑った後や寝起きにできた一時的な折れ目が残っている場合もあれば、肌のハリや弾力の低下、長年に渡る折れ込みなどによって、ほうれい線が戻りにくくなっている場合もあります。

以前は時間が経てば戻っていたのに、最近は一日中ほうれい線が残るようになったのであれば、肌の状態が変化している可能性があります。

スキンケアによって乾燥を防ぐことや、血流を改善させることは大切ですが、すでに定着したほうれい線をセルフケアだけで改善することは難しい場合があります。

そのようなときは、「もう戻らない」と諦めるのではなく、医師に相談し、現在の状態や今後の見込みなどの説明を受けた上で、治療を受けるかどうかを考えることができます。

ほうれい線が戻らないことに悩んでいる方は、期待できる改善と限界の両方を理解したうえで、自分に合った方法を選択することが大切です。

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