「ほうれい線に成長因子は効果があるの?」「成長因子でほうれい線は本当に改善できる?」と気になっていませんか?
ほうれい線が目立つようになると、老けて見えるのが気になり、できるだけ自然に改善したいと考えますよね。
実はほうれい線は肌表面にできた溝だけを改善すれば良いものではなく、肌のハリや弾力などその背景にある状態にアプローチすることが重要であることは、あまり知られていません。
だからこそ、成長因子によるほうれい線治療では、ほうれい線の溝を直接埋めるのではなく、肌のハリや弾力など、ほうれい線が目立つ背景にある肌の状態そのものに働きかけ、ほうれい線の改善を目指します。
当院では、こうした成長因子治療の特徴を生かすため、ほうれい線専門クリニックとして、成長因子の薬剤濃度や注入範囲などを工夫し、一人ひとりのほうれい線の状態に合わせた治療を行っています。
この記事では、ほうれい線に対する成長因子の効果や、成長因子が肌や細胞に働きかけるメカニズム、効果を実感するまでの期間、ヒアルロン酸との違い、安全性や副作用、治療を受ける際に知っておきたいポイントまで、医師が詳しく解説します。
この記事を読むことで、成長因子によるほうれい線治療について正しく理解し、自分に合った治療を考えるきっかけになれば幸いです。
著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長
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ほうれい線は成長因子により改善が期待できる
結論からいうと、成長因子(グロースファクター)による治療は、ほうれい線の改善が期待できる治療です。
ほうれい線は、加齢などによる肌のハリや弾力の低下に加え、皮下組織や皮膚のたるみなど、さまざまな変化が重なることで徐々に目立つようになります。
成長因子による治療では、肌の細胞に働きかけ、コラーゲンなどの産生を促すことで、肌そのものの状態を整えていきます。
その結果、肌のハリや弾力が整い、ほうれい線の見え方の改善につながります。
成長因子とは、元々皮膚にある「細胞に指令を伝えるたんぱく質」
成長因子は、細胞にさまざまな情報を伝え、細胞の増殖や分化、機能などを調整する働きを持つタンパク質です。
私たちの体内にはさまざまな種類の成長因子が存在しており、それぞれ異なる細胞や受容体に作用し、異なる働きをしています。
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成長因子の種類 |
働きや効果 |
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線維芽細胞増殖因子(FGF) |
線維芽細胞の活性化を促し、コラーゲン生成によりシワやたるみを改善させる。 |
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上皮増殖因子(EGF) |
肌のターンオーバーを促し、シミやくすみ、ゴワつきを改善させる。 |
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肝細胞増殖因子(HGF) |
上皮の増殖を促し、傷や怪我の際、組織を再生をさせる。 |
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インスリン様増殖因子(IGF) |
細胞を増殖させ、新しい皮膚の形成や骨の成長を促す。老化抑制。 |
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ケラチン細胞増殖因子(KGF) |
毛母細胞に作用して、増殖・分裂を促し、毛髪を成長させる。 |
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トランスフォーミング増殖因子(TGF) |
コラーゲンやエラスチンを強化する。炎症抑制、抗酸化作用もある。 |
成長因子は、肌の中で細胞の増殖や修復、組織の維持などに関わっています。
ここで重要なのは、成長因子そのものがコラーゲンになるわけではないということです。
成長因子が細胞表面にある受容体に結合すると、その情報が細胞内へ伝わり、細胞の働きに変化が生じます。
この働きの変化は、肌そのものの状態を改善させ、ほうれい線の改善につながります。
そこで重要になるのが、真皮に存在する線維芽細胞です。
成長因子により線維芽細胞の働きが活性化されることで、コラーゲンを産生が促され、肌のハリや弾力の改善につななります。
成長因子は皮膚の老化の根本にアプローチする
ほうれい線は、単純に皮膚の表面にできた「線」だけの問題ではありません。
年齢を重ねると、真皮にあるコラーゲンやエラスチンなどの細胞外基質に変化が生じ、肌のハリや弾力が低下していきます。
ほうれい線が目立つようになる主な原因は、コラーゲンが減少し、肌を支える構造が徐々に弱くなることです。
その結果、表情によって生じた皮膚の折れ込みが繰り返されるうちに、元に戻りにくくなり、ほうれい線が徐々に目立つようになります。
成長因子による治療では、成長因子が細胞に情報を伝えることで、線維芽細胞の働きにアプローチし、コラーゲンの産生が促されることで、肌のハリや弾力を支える環境を整えていくことができます。
ほうれい線の凹みを注入物で直接埋めるというよりも、ほうれい線が目立つ背景にある肌の状態に働きかけ、肌そのものの変化を通じて改善を目指す治療です。
成長因子によるほうれい線治療で期待できることできないこと
ほうれい線の見え方には個人差があり、同じ「ほうれい線」でも、線の深さや折れ込みの程度、肌のハリ・弾力、頬の厚みなどは一人ひとり状態が異なります。
成長因子(グロースファクター)による治療は、肌の状態に変化が生じさせることで、ほうれい線を改善していきます。
しかし、成長因子による治療であれば、どんなほうれい線でも完全に消えるのかというと、そうではありません。
特に、ほうれい線の深さや折れ込み、頬の厚みなどによっては、改善の程度に限界がある場合もあります。
折れ癖になっていないシワは改善可能
詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円
ほうれい線は、年齢や肌の状態、生まれながらの骨格などによって、さまざまな見え方をします。
20代や30代頃からうっすらと現れる方もいれば、40代、50代になって初めて、無表情でのほうれい線が気になる方もいます。
特に、まだ強く皮膚の折れ込みが定着していない段階では、肌のハリや弾力が整うことで、ほうれい線が目立ちにくくなることが期待できます。
ただし、ほうれい線の状態には個人差があるため、年齢だけで改善の予測を判断することはできません。
折れ癖になっていると残る
若い頃は、笑ったときにほうれい線ができても、表情を戻せば線は残らず、元の状態にすぐに戻ります。
しかし、年齢を重ねると、肌のハリや弾力が低下し、表情によってできた折れ込みが元の状態に戻りにくくなります。
詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円
上記の症例の方は、ほうれい線の”線”は浅く、薄くなったものの、鼻横のシワなど線が残った部分もありました。
このように長年にわたって繰り返された折れ込みが定着している場合、改善を目指すことはできますが、一度できた折れ癖を完全になくすことは難しくなります。
特に、深く刻まれたほうれい線では、線を完全に消すことを目標とするのではなく、どこまで目立たなくできるかという視点で治療を考えることが重要です。
真顔の状態でシワがない方は変化に乏しい
ほうれい線が気になっていても、真顔の状態ではほとんど線がなく、笑ったときなどの表情によってのみ現れる場合があります。
詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円
このような場合、もともと真顔ではほうれい線が目立っていないため、治療によって肌のハリや弾力が改善しても、見た目の大きな変化は感じにくい場合があります。
成長因子による治療は、表情によってできる線を完全になくすことを目的とするものではありません。
そのため、治療を受ける前には、「真顔で見えるほうれい線をどの程度改善したいのか」「表情を作ったときの線を改善したいのか」など、自分が求めている変化を明確にしておくことが大切です。
真顔でシワがなくても、笑顔のほうれい線は改善を目指せる
真顔の状態ではほうれい線がほとんど見えない場合でも、笑ったときにできるほうれい線が気になる方は少なくありません。
笑顔などの表情を作ると、頬や口元の皮膚が動くことで、一時的にほうれい線が目立ちます。
次のお写真は、上記の真顔のお写真と同一の方で、笑顔の場合の治療前後です。
詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円
真顔ではさほど治療前後の変化が見られませんでしたが、笑顔の場合では、ほうれい線の改善がはっきりわかる変化がありました。
真顔ではほうれい線が目立たない方でも、治療によって肌の状態が整うことで、笑ったときのほうれい線が以前より目立ちにくくなることがあります。
ただし、笑顔のときにできるほうれい線は、表情による皮膚や組織の動きも関係するため、笑ったときの線を完全になくすことを目標とする治療ではないことはご留意下さい。
頬の厚みが少ない場合は改善を期待しやすい
ほうれい線の見え方には、肌のハリや弾力だけでなく、頬の厚みや皮下組織の状態なども関係しています。
詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円
頬の組織が比較的軽く、厚みもない場合、ほうれい線が主に肌のハリや弾力の低下によって目立っている場合には、成長因子による治療は、改善が期待できます。
一方で、ほうれい線の原因が肌の状態だけではなく、頬の厚みや皮下組織、骨格など複数の要素にある場合には、肌のハリや弾力を改善するだけでは、変化が限定的になることがあります。
頬の脂肪の量が多い場合は変化を感じにくいことがある
頬の脂肪量が多い場合、ほうれい線の見え方には、肌のハリや弾力だけでなく、頬の組織の重みなども関係していることがあります。
詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円
このような場合、成長因子によって肌の状態が改善しても、頬の組織による影響が残るため、ほうれい線の変化を感じにくいことがあります。
特に、年齢とともに深くなったほうれい線では、長年にわたる表情の繰り返しに加え、肌のハリや弾力の低下、皮下組織の変化など、複数の要因が重なっていることがあります。
成長因子による治療は、ほうれい線を完全に消すことを約束する治療ではありません。
それでも、肌のハリや弾力など、ほうれい線が目立つ背景にある肌の状態を整えることで、ほうれい線を以前より目立ちにくくすることは十分可能です。
治療によってどの程度の変化が期待できるかは、ほうれい線の深さや折れ癖の程度、頬の厚み、肌の状態などによって異なるため、診察をもとに現実的な治療目標を設定することが大切です。
ほうれい線の成長因子治療は医院により異なる
成長因子(グロースファクター)によるほうれい線治療を検討する際、注意したいこととして、同じ『成長因子治療』と称していても、すべての医院で同じ治療が行われているわけではないということです。
使用する薬剤や配合、濃度、注入方法などは医院によって異なるため、治療内容や仕上がり、効果を実感するまでの期間、効果の持続やデメリットなどに違いが生じることがあります。
そのため、成長因子治療を受ける際には、「成長因子治療をしているか」だけで判断するのではなく、どのような治療を行っているのかを確認することが大切です。
医院によって、薬剤・配合・濃度設定が異なる
「成長因子治療」とひとくちにいっても、使用される薬剤やその配合、濃度などがすべて同じとは限りません。
成長因子にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる働きを持っています。
また、成長因子以外の成分と組み合わせるかどうかや、その濃度などによっても、治療の内容は変わります。
これは成長因子治療に限ったことではありません。
例えば、同じ「ヒアルロン酸」という名前の薬剤であっても、製剤の種類や架橋の程度(粘り具合)などは製剤によって性質が異なります。
また、使用する薬剤だけでなく、注入する深さや範囲、注入方法などによっても、仕上がりは変わってきます。
成長因子によるほうれい線治療でも、使用する薬剤や濃度だけでなく、どこに、どれだけ、どのように注入するのかによって、治療内容は異なります。
医院によって仕上がり・効果が出るまでの時間・持続時間が異なる
成長因子治療は、注入した成分でほうれい線を埋める治療とは異なります。
成長因子が細胞に働きかけ、コラーゲンの産生を通じて、時間をかけて肌の状態が変化していきます。
そのため、治療直後ではなく、時間の経過とともに少しずつ変化を感じることがあります。
ただし、効果を実感するまでの期間や仕上がり、持続期間は、使用する薬剤や配合、濃度、注入方法、範囲などによって異なります。
また、1回の施術で変化を目指す医院や、複数回の施術を前提としている医院などさまざまあります。
当院では、ほうれい線や肌の状態を確認した上で、1人ひとりに合わせた治療を行っています。
ここでは、当院の症例をもとに、効果を実感できるまでの期間と治療効果の持続期間についてご紹介します。
まず、1枚目のお写真です。
こちらの方は、治療から3ヶ月経たない内にほうれい線が目立たなくなり、ご本人も効果を実感されていました。
詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円
続いて、2枚目のお写真は治療効果を実感するまで、やや時間を要した事例です。
治療後6ヶ月でかなりほうれい線は薄くなってはいるものの、まだ若干線が残っていました。しかし、治療後1年経過した時点で、ほうれい線がほとんどわからないまでになりました。
詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円
同じ40代女性ですが、それぞれ効果までの期間が異なることが、お写真からも見て取れると思います。
このように、肌の状態やほうれい線の程度、コラーゲンなどの産生能力、生活習慣など、さまざまな要素によって変化の現れ方には個人差があります。
また、ほうれい線ができてからの期間や、その背景にある肌の変化の程度によっても、感じられる変化は異なります。
当院では、効果が発現するまで1ヶ月〜6ヶ月ほどの時間を要すこと、それらの期間は個人差があることを予めお伝えしております。
続いて、治療効果の持続期間についてです。
当院のグロースファクター治療の場合、年単位での効果が持続します。
次のお写真の症例では、2年経過してもしっかりと効果が続いていることがわかります。
詳細な経過はこちらです。
※そのほかのほうれい線のグロースファクター症例写真>
施術の説明:注射でほうれい線部位の皮膚のコラーゲンを増やし、シワを改善させる治療
施術の危険性・リスク:腫れ、内出血、違和感、痛み、左右差、過形成、凹凸、しこりなど
施術の料金:180,000円
成長因子治療は、肌自体に変化をもたらすので、ヒアルロン酸注入のように「成分が体内に吸収され、なくなってしまったら効果もなくなる」というものではありません。
ただ、肌は治療後も年齢を重ねていきます。
新しく産生されたコラーゲンも、時間の経過とともに変化していきますし、紫外線や乾燥、加齢などによって肌の状態も少しずつ変わっていきます。
それでも、治療をすることで10年若返ることができる、といわれているのは、自分の細胞の働きによって作られたコラーゲンは、そう簡単に吸収されたり、なくなったりするわけではないからです。
また、当院では何度も治療を繰り返すことを前提とするのではなく、1回の治療でどこまで改善を目指せるのかを考えた上で、必要な薬剤や注入方法を検討しています。
ほうれい線治療における成長因子とヒアルロン酸の違い
ほうれい線の治療としてよく名前が知られている治療法に、ヒアルロン酸治療があります。
成長因子とヒアルロン酸、どちらも注入によってほうれい線の改善を目指す治療ですが、ほうれい線への働き方は大きく異なります。
ヒアルロン酸は、注入したヒアルロン酸によって皮膚の凹みやボリュームを補うのに対し、成長因子は細胞に指令を出し、細胞の働きから変化します。
そのため、「どちらが優れているか」という単純な比較ではなく、治療によって何を目指したいのかを理解することが大切です。
成長因子治療をより深く理解するために、ヒアルロン酸との違いを簡単に整理します。
成長因子とヒアルロン酸で異なる「働きかけ方」
成長因子とヒアルロン酸の最も大きな違いは、ほうれい線に対するアプローチの方法です。
ヒアルロン酸は、もともと体内にも存在する成分で、美容医療においては、皮下に注入することで、ボリュームを補ったり、凹みをなだらかにします。
成長因子は、これまで解説してきたように、細胞に指示を伝えることで、線維芽細胞の働きやコラーゲンの産生・維持に関わります。
|
成長因子 |
ヒアルロン酸 |
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主なアプローチ |
細胞に働きかけ、コラーゲンを産生 |
シワの下から物理的に膨らませる |
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目的 |
肌の状態を整える |
凹み・ボリュームをアップする |
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変化の現れ方 |
徐々に変化 |
注入直後に変化 |
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肌への働きかけ |
ハリ・弾力に関わる |
注入による形態的な調整 |
|
仕上がりの考え方 |
自然な変化を目指す |
すぐに変化を実感できる |
|
治療選択 |
肌から整えたい方 |
ボリュームをアップさせたい方 |
この違いは、治療後の変化の現れ方にも関係します。
ヒアルロン酸は、注入した製剤そのものによってボリュームを補うため、注入直後から変化を実感できます。
成長因子は、細胞への指示を伝達し、時間をかけて細胞の働きにより肌の状態が変化していくため、効果を実感するまでには長くて6ヶ月程度の時間を要します。
治療を選択するときには、「すぐにほうれい線を目立たなくしたいのか」「時間をかけてでも、肌そのものの状態から整えたいのか」という、希望する変化の違いも考慮する必要があります。
ヒアルロン酸によるほうれい線改善のメカニズム
ヒアルロン酸によるほうれい線治療では、製剤を適切な部位に注入し、ほうれい線周辺の凹凸やボリュームのバランスを整えることで、線を目立ちにくくします。
注入したヒアルロン酸そのものが物理的にボリュームを補うため、治療後の変化を比較的早く感じられることが特徴です。
しかし、ほうれい線は単純に「凹んでいる部分」だけが問題ではありません。
肌のハリや弾力の低下、皮膚や皮下組織の変化など、さまざまな要素が関係しているため、どこにどの程度注入するかにより、仕上がりが大きく変わります。
また、注入したヒアルロン酸は自分の体で作られた組織とは異なり、時間の経過とともに体内で分解・吸収されていきます。
そのため、効果を維持するためには、状態に応じて定期的な追加治療を検討する必要があります。
成長因子によるほうれい線改善のメカニズム
成長因子による治療は、ヒアルロン酸のように注入した成分でほうれい線の凹みを直接補うのではありません。
成長因子が細胞に働きかけ、線維芽細胞などの働きを活性化させ、コラーゲンの産生を促進することで、肌のハリや弾力を整え、ほうれい線を目立ちにくくさせます。
そのため、時間の経過とともに肌の状態が変化し、結果としてほうれい線が改善していきます。
ほうれい線の状態や希望に合った治療を選ぶ
成長因子とヒアルロン酸には大きな違いがありますが、どちらか一方が優れているというわけではありません。
重要なのは、どのようなほうれい線を、どのように改善したいのか、ということです。
例えば、できるだけ早くほうれい線を改善したい場合と、時間をかけてでも、肌そのものの状態を整え、ほうれい線を改善したい場合では、適した治療が異なります。
そのため、ほうれい線をどのように改善したいのかを明確にし、それぞれの治療の特徴を踏まえて選択することが、納得できる仕上がりにつながります。
ほうれい線の成長因子治療の副作用や注意点
成長因子によるほうれい線治療は、肌の状態そのものに働きかける治療ですが、注射を用いて体内に製剤を注入する以上、副作用やリスクがまったくないわけではありません。
また、「成長因子」と一括りにしても、使用する薬剤や配合、濃度、注入方法などはクリニックによって異なります。
そのため、治療を受ける際には、どのような治療が行われるのかを事前に確認することが大切です。
内出血
注射による治療のため、注射針が血管に当たることで、内出血が起こることがあります。
多くの場合は時間の経過とともに自然に改善します。
赤み・腫れ
注入部位に赤みや腫れが生じることがあります。
程度や持続期間には個人差があります。
痛み・違和感
注入時の痛みや、治療後に注入部位の違和感を感じることがあります。
通常は時間の経過とともに落ち着いていきます。
しこり・硬結
注入後に、治療部位が硬く感じたり、しこりのように感じたりすることがあります。
治療内容によっては、組織の反応によって膨らみや硬さが生じる可能性もあるため、適切な治療設計が重要です。
アレルギー・感染症
注射による治療では、まれに薬剤に対するアレルギー反応や、注射部位からの感染症が起こる可能性があります。
治療前には、使用する薬剤や治療内容について医師から説明を受け、気になる症状やアレルギー歴などがないかを必ず確認します。
「成長因子」といっても治療内容は同じではない
成長因子による治療は、どのクリニックでも同じ内容で行われているわけではありません。
使用する薬剤や濃度、配合、注入方法などによって、仕上がりやリスクも異なります。
当院では、成長因子にPRPを混ぜることはせず、独自の薬剤・濃度設定を用いて治療を行っています。
また、ほうれい線の状態に合わせて、注入する量や範囲、方法などを調整しています。
ほうれい線と成長因子に関するよくある質問
Q.成長因子とは何ですか?
成長因子とは、細胞に働きかけ、細胞の増殖や分化などを調整する情報伝達物質の役割を持つタンパク質の一種です。
肌にはさまざまな成長因子が存在しており、細胞同士の情報伝達に関わっています。
美容医療では、こうした成長因子を利用して肌の細胞に働きかけることで、線維芽細胞の働きを促し、コラーゲンを産生し、肌のハリや弾力を整えることを目指します。
成長因子によるほうれい線治療は、肌そのものの状態を改善することで、ほうれい線を目立ちにくくすることを目指す治療です。
Q.成長因子を注入すると、なぜほうれい線が薄くなるのですか?
成長因子が肌の細胞に働きかけ、コラーゲンを産生することで、肌のハリや弾力が整い、ほうれい線が目立ちにくくなるためです。
ほうれい線は、単純に皮膚に一本の線ができているだけではありません。
加齢などによって肌のハリや弾力が低下すると、表情によってできた折れ込みが元に戻りにくくなり、ほうれい線が徐々に目立つようになります。
その、ほうれい線が目立つ背景にある肌の状態にアプローチすることで、結果的にほうれい線が目立たなくなる、これが成長因子治療の特徴です。
Q.成長因子とヒアルロン酸は何が違いますか?
大きな違いは、ほうれい線への「働きかけ方」です。
ヒアルロン酸は、注入した製剤によってボリュームを補い、ほうれい線の凹みを膨らませることで、線を目立ちにくくします。
成長因子は細胞に働きかけ、コラーゲンを産生することで、肌のハリや弾力を整えることを目指します。
そのため、ヒアルロン酸は注入直後から変化を感じやすいのに対して、成長因子は時間をかけて肌の状態が変化していくという違いがあります。
どちらが優れているということではなく、「ほうれい線をどのように改善したいのか」という希望によって、適した治療方法が異なります。
Q.成長因子治療はすぐに効果が出ますか?
成長因子治療は、直後に効果が実感できる治療ではありません。
成長因子が働き、それにより活性化された細胞の反応でコラーゲンを産生するまで、時間をかけて肌の状態が変化していくためです。
そのため、治療直後の状態だけを見て効果を判断するのではなく、一定期間経過した後の肌の状態を確認することが大切です。
効果を感じる時期や変化の程度には、年齢や肌の状態、ほうれい線の程度など個人差があります。
なお、当院の場合は治療後1ヶ月〜6ヶ月のお時間をかけて効果が出てくることを説明しております。
Q.深いほうれい線にも成長因子は効果がありますか?
深いほうれい線に対しても、成長因子による改善が期待できます。
長年にわたる繰り返しの折れや肌のハリの低下など、さまざまな変化が合わさった深いほうれい線にも、成長因子治療は、肌のハリや弾力を整えることでほうれい線が改善できるケースが多いです。
ただし、深いほうれい線ほど形成されるまでに時間がかかっているため、改善の程度や経過には個人差があります。
Q.成長因子治療は何回受ける必要がありますか?
当院では、薬剤や注入範囲などを工夫し、さらにほうれい線専門クリニックとして培ってきたノウハウを活かして、基本的には1回の治療で効果を実感していただけるよう治療を行っています。
ただし、ほうれい線の状態や希望する改善度によって、追加で注入を希望される方もいらっしゃいます。
その場合には、2度目の追加注入を行なっております。
Q.成長因子治療に副作用はありますか?
成長因子治療にも、注入に伴う赤み、腫れ、痛み、内出血などが生じる可能性があります。
また、当院では採用しておりませんが、採用する治療方法(成長因子にPRPを添加する方法)によっては、しこりや硬結などが報告されています。
当院は、ほうれい線専門クリニックとして、ほうれい線の状態に応じた適切な注入量・注入範囲を設定しています。
これまで当院では、しこりや腫れが残るといった症例は確認されていません。
ただし、医療行為である以上、リスクを完全になくすことはできません。
治療を受ける際には、効果だけでなく、考えられるリスクについても医師から説明を受けたうえで判断することが重要です。
Q.成長因子による治療はどのようなほうれい線に適していますか?
成長因子による治療は、浅いほうれい線から深いほうれい線まで、幅広いほうれい線を改善できる治療です。
特に、加齢などによる肌のハリや弾力の低下によって、以前よりほうれい線が目立つようになった方には、成長因子による治療が適しています。
- ほうれい線だけを不自然に膨らませたくない
- 顔つきを大きく変えずに改善したい
- 肌そのもののハリや弾力も整えたい
- 自然な変化を目指したい
- 何度も頻繁に治療を繰り返したくない
このような要望を持っている方にも、おすすめしたい治療です。
成長因子が自分の希望する改善方法に合っているのかを知るためにも、まずは医師による診察を受け、ほうれい線の状態や肌の状態を確認してもらうことをおすすめします。
まとめ|成長因子は肌に働きかけ、幅広いほうれい線の改善を目指す治療
成長因子(グロースファクター)によるほうれい線治療は、ほうれい線の溝を直接埋めるのではなく、肌のハリや弾力など、ほうれい線が目立つ背景にある肌の状態に働きかける治療です。
成長因子が細胞に情報を伝えることで、線維芽細胞の働きに変化が生じ、コラーゲンなどの産生につながります。
その結果、肌の状態が整い、ほうれい線の見え方が徐々に変化していく、という流れで改善していきます。
そのため、成長因子による治療は、浅いほうれい線から深く刻まれたほうれい線まで、幅広い状態のほうれい線を改善できることが特徴です。
ほうれい線を一時的に目立たなくするだけでなく、肌そのものの状態を整えながら自然な改善を望む方にとって、成長因子は選択肢の一つとなる治療です。


















