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アラサー向け!ほうれいのシワ線対策5選|美容皮膚科医師が解説

あなたは今、「アラサーなのに、ほうれい線が目立ってきた…どうにかしたい!」と思われているのではないでしょうか?

あるいは、「アラサー向けのほうれい線ケアって、一体何が効果的なの?」と心配されていませんか?

アラサーになって急にほうれい線が気になりだした…と感じている方は多く、当院にも「アラサーになってほうれい線が目立ってきた」と感じて相談に来られる方が非常に多いです。

実は、ほうれい線は、加齢や肌の乾燥、表情筋の衰えだけでなく、意外な生活習慣も原因となっていることが最近の研究で明らかになっています。

生活習慣を少し見直すだけでも、肌のターンオーバーが整い、コラーゲン生成を促進できる場合があるため、ほうれい線対策として非常に有効です。

また、ある治療を今の時点で受けることで、現在のほうれい線の改善だけではなく、今後の予防もできます。

本記事では、アラサーのほうれい線の原因を徹底解説し、生活習慣、スキンケア、食生活、メイク術、美容皮膚科での治療まで、あらゆる角度からほうれい線対策をご紹介します。

本記事を最後まで読むと、アラサーのあなたに合ったほうれい線対策が見つかり、自信を持って笑顔になれる未来を手に入れられると信じています。

著者:ほうれい線治療専門クリニック
福岡Shiwa美容皮膚科 院長 
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アラサーのあなたにとってどのほうれい線対策が適しているのか?

自宅でのスキンケアと美容皮膚科での施術、どちらが向いているのかお悩みだと思います。

それぞれの特性を理解し、アラサーのあなたのライフスタイルや予算、そして期待する効果を総合的に勘案し、最適な方法が『ご自身に合った方法』と言えます。 

予算と時間の制約がある方

セルフケアは、費用面と安全性の面から、継続しやすい点が魅力です。

毎日のスキンケアにプラスαで取り組むことで、徐々に効果を実感できます。

ただし、即効性を求める方には不向きです。

また、場合によってはセルフケアも長期的には費用が意外とかかることがあります。

早期改善と確実さを求める方

美容医療での施術は、即効性があり、効果も高いのが特徴です。

費用が高額なったり、ダウンタイムや副作用といったリスクがある場合もあります。

また、効果がある治療と意外とそうでないものがあります。

1回の治療のみでも長期的にしっかりとした効果が維持できるある施術については、この後、詳しく解説いたします。

ほうれい線対策① スキンケア

「笑った後にほうれい線が戻りにくくなってる気がする…」

そんな違和感に気づいたあなたは、肌が少しずつ変化し始めているサインをしっかりキャッチできている証拠です。

特に、真皮層のコラーゲンやエラスチンは、肌の”ハリ”を作る柱のような存在で、減ってくると表面にシワが現れやすくなります。

この変化を穏やかにするためには、毎日のスキンケア習慣の中で、成分にこだわることがカギになります。

肌の保湿

乾燥した肌は、ちょっとした表情のクセでも簡単に線が刻まれてしまいます。

特に乾燥する季節は要注意です。

  • セラミドやヒアルロン酸入りの化粧水やクリームを使って水分とバリア機能の両方をサポート
  • 洗顔後はなるべく早く保湿
  • 乾燥が気になる季節は、オイルやバームをプラス
  • 室内では加湿器を活用し、外からも乾燥を防ぐ

コラーゲン生成をサポートするスキンケア成分

加齢による肌の変化を感じ始めたら、以下のようなコラーゲン生成を促進する成分を意識して取り入れてみてください。

・レチノール(ビタミンA誘導体)
 肌のターンオーバーを促し、コラーゲンの生成を活性化します。
 ただし、刺激も強めなので、保湿とセットで、夜に使用することが鉄則です。

・ナイアシンアミド(ビタミンB3)
 炎症を抑えつつコラーゲンをサポートします。

・ビタミンC誘導体(アスコルビン酸)
 酸化ストレスから肌を守りながら、コラーゲンの安定化にも繋がります。

これらを毎日のベーシックなスキンケアにプラスすることで、肌の土台をじっくり立て直していくことができます。

成分別スキンケア

スキンケアは「とりあえず保湿」だけでなく、肌なやみに応じて成分を選ぶことが大切です。

ほうれい線が気になり始めたら、以下のような成分に注目してみてください。

成分

期待できる効果

レチノール

皮膚のターンオーバーを促進し、コラーゲン生成を促す効果。
ハリ・弾力アップとコラーゲンを活性化。

ヒアルロン酸

肌の保湿力アップと小ジワを予防。

ナイアシンアミド

肌の炎症を抑え、トーンアップを導く。

セラミド

肌のバリア機能を強化し、乾燥や外的刺激から肌を保護。

スキンケアに「何を使うか」だけでなく、「どの成分が、今の肌に必要か?」を考えて選ぶことで、ほうれい線にアプローチするケアがグッと変わります。

ほうれい線対策② 美容皮膚科での施術

セルフケアだけでは改善が難しい、より早く効果を実感したいと感じているアラサー世代には、美容皮膚科での治療は有効な選択肢となります。

グロースファクター治療

肌の内側から、コラーゲンの生成を促進させ、シワやほうれい線を改善していく治療です。

即効性はないものの、肌全体の底上げを目指す方にはとても相性の良い施術です。

メリット デメリット
・根本治療
・効果持続期間が断トツ長い
・ダウンタイムが短い
・自然な仕上がり
・血管塞栓のリスクがゼロ
・2回以上の注射が必要な場合がある
・即効性がない
・効果の出現時期に個人差がある
・注射部位の不快感や施術による副作用

ヒアルロン酸注射

ほうれい線に直接ヒアルロン酸を注入することで、肌のボリュームを改善させ、くっきりしたシワをぼかすイメージで目立たなくします。

施術直後から効果を実感できる方が多いので、「今すぐ変化を感じたい」と思っている方には最適です。

メリット デメリット
・即効性が高い
・自然な仕上がり
・ダウンタイムが短い
・効果の持続性が1年程度
・複数回の継続注射が必要になる場合が多い
・感染症や血管塞栓による失明など、重大な副作用のリスク
・しこりが発生するリスク

HIFU(ハイフ)治療

超音波の熱エネルギーで肌の奥を刺激し、引き締め効果とリフトアップを実現します。

ほうれい線そのものより、「顔全体のたるみ」が気になる方にぴったりです。

メリット デメリット
・ダウンタイムがない
・自然な変化
・リフトアップ効果
・効果は3〜6ヶ月
・費用が高い
・深いシワには向かない
・感覚が鈍くなるようなシビレのリスク

ボトックス注射

ボトックス注射は、表情のクセでできる浅いほうれい線に対して、筋肉の動きを緩める施術です。

動かした時のほうれい線に効果がありますが、あまり一般的な方法ではありません。

メリット デメリット
・即効性がある
・ダウンタイムが少ない
・比較的安価
・効果の持続期間が限られる
・注入部位の筋肉の弱化
・内出血や発熱など施術の副作用のリスク
・笑顔の不自然さや動かしづらさが出るリスク

ほうれい線治療の費用と期間の比較

施術方法 費用(目安) 持続期間(目安) ダウンタイム
 グロースファクター  約27万円  10年  ほぼなし
 ヒアルロン酸注入  1ccで8万円程  1年〜1年半  ほぼなし
 HIFU(ハイフ)  約7万円  3ヶ月〜6ヶ月  ほぼなし
 ボトックス注射  約2万円  3ヶ月〜4ヶ月  施術内容による

上記の費用はあくまで目安であり、クリニックや施術内容によって異なります。

ほうれい線対策③ 生活習慣

肌にうっすらと刻まれた線に気づいた時に、「寝不足が続いたからかも」と心当たりがある方も多いのではないでしょうか。

実は、ほうれい線の進行には日々の生活習慣が密接に関わってきます。

睡眠不足の影響

寝ている間に分泌される成長ホルモンは、肌の修復と再生に不可欠です。

睡眠時間が短かったり、寝つきが悪かったりすると、コラーゲンの生成も滞ってしまいます。

  • スマホやパソコンは寝る30分前までにオフ
  • 部屋を少し暗く、静かな空間に
  • 起床・就寝の時間をできるだけ固定

質の良い睡眠は、スキンケア以上の効果をもつ「無料の美容法」とも言えます。

ストレスの影響

ストレスが溜まると、ホルモンバランスが乱れ、肌のバリア機能も弱くなります。

その結果、乾燥や炎症が起こりやすくなり、ほうれい線が目立ちやすくなってしまいます。

趣味や音楽、軽い運動など、考えない時間を作ることもスキンケアの一つになります。

紫外線と乾燥の影響

意外と盲点なのが、日常の紫外線とエアコンによる乾燥です。

紫外線は肌のコラーゲンを壊し、乾燥は肌を硬くしてしまうため、この2つが合わさるとほうれい線を深く刻む原因となってしまいます。

紫外線と乾燥を防ぐ対策ポイントをまとめると以下の3つです。

  • 朝の保湿ケアをしっかり
  • 日焼け止めと帽子や日傘でダブルで紫外線を防止
  • 冬や乾燥しやすい室内では、加湿器の併用

ほうれい線対策④ 食生活

毎日忙しいアラサーのあなたは、ファストフードやコンビニ弁当などで栄養が偏っていませんでしょうか?

また、疲れた時につい甘いものの誘惑を断れずにいませんでしょうか?

実は、食生活は肌の老化に大きく影響します。

特にアラサー世代では、体の内側からのケアがじわじわ効いてくる時期です。

無理なくできる範囲で、次のようなことを少し意識してみてください。

  • コラーゲン生成を助ける食材(鶏肉・魚・ビタミンCが豊富な野菜)をなるべく食事に取り入れる
  • 甘いお菓子や揚げ物の摂りすぎに少し気をつける(糖化・酸化の予防)
  • 水分とタンパク質をしっかりとる(肌のうるおいに不可欠です)

1日のうちの1食だけでも「肌にいいかも」と思える食事を意識してみることから始めてみてください。

ほうれい線対策⑤ メイク

隠したいはずのほうれい線が、メイクによってかえって目立ってしまう、そんな経験ありませんでしょうか?

実は、乾燥した肌や厚塗りメイクは、ほうれい線を強調してしまう原因になりやすいのです。

メイクで目立たせないためのポイントはこの2つ

  • 保湿力のあるリキッドファンデーションを薄くなじませる
  • SPF入りのベースメイクで紫外線対策

メイクは隠すものというより、肌を自然に整えるサポートです。

下地でしっかり保湿してから、軽めの仕上がりを意識するとぐっと印象が変わります。

よくある質問

まだアラサーなのにほうれい線ができるのはなぜ?

ほうれい線は加齢だけでなく、乾燥、紫外線、表情筋の衰え、ストレスなどが原因でアラサー世代でも発生します。

ほうれい線が目立ちやすい人とそうでない人の違いは?

遺伝的要素、皮膚の厚さ、表情のクセ、スキンケア習慣、生活習慣の違いが影響します。

表情筋トレーニングは本当に効果があるの?

適切なトレーニングはほうれい線を目立たなくする効果が一定数期待はできます。

ただし、間違った方法は効果がないばかりではなく、ほうれい線を悪化させる逆効果にもなり得ます。

コラーゲンサプリや美容ドリンクはほうれい線に効く?

コラーゲンやヒアルロン酸ドリンクなどを接種すると、体内の消化器系で分解されやすくなります。

そのため、口から摂取した成分が、そのまま皮膚の表面に届くわけではありません。

睡眠不足はほうれい線に影響する?

はい、睡眠不足は肌の再生力を低下させ、コラーゲンの減少を加速させるため、ほうれい線を悪化させる原因になります。

ストレスがほうれい線を悪化させるのは本当?

本当です。ストレスは活性酸素を増やし、コラーゲンを破壊しやすくするため、肌の老化を早める要因になります。

ほうれい線予防におすすめの食べ物は?

コラーゲンを増やすビタミンC(レモン・キウイ)、抗酸化作用のあるポリフェノール(ブルーベリー・緑茶)、良質なタンパク質(大豆・鶏むね肉)などがおすすめです。

頬杖をつく癖はほうれい線の原因になる?

はい、頬杖を習慣的につくことで、顔の歪みや弛み、皮膚の牽引からくるたるみを引き起こし、ほうれい線を深くする可能性があります。

アラサーでほうれい線以外にもシワができている人はどうしたらいい?

ほうれい線が伸びてマリオネットラインとつながることがあります。

その場合は、マリオネットラインについては別途の対策が必要です。

アラサーになって体重が落ちにくくなった。体重増加もほうれい線に関係する?

はい。

頬の脂肪の厚みが増えると、ほうれい線が深く見えます。

まとめ:アラサーのあなたのほうれい線対策は「早め」がカギ

この記事では、アラサー世代を悩ませるほうれい線の原因から、効果的な対策までを詳しく解説しました。

ほうれい線は、加齢による皮膚の弾力低下、紫外線による光老化、表情筋の衰え、乾燥といった複数の要因が複雑に絡み合って生じます。

対策としては、生活習慣の改善や、適切なスキンケア、そしてバランスの良い食生活が有効です。

セルフケアだけでは改善が難しい場合や、より早く効果を実感したい場合は、美容皮膚科での施術も有効な選択肢となります。

様々な治療法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

費用やダウンタイム、期待する効果などを考慮して、最適な方法を選択することが大切です。

この記事が、アラサーのあなたのほうれい線対策の一助となれば幸いです。

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